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09月28日-03号

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  1. 富士見市議会 2016-09-28
    09月28日-03号


    取得元: 富士見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    平成28年  第3回 定例会          平成28年第3回定例会議事日程(第3号)                                   9月28日 午前9時30分開   議日程第 1 市政一般質問      質問順       1 吉 田 和 江       2 斉 藤 隆 浩       3 関 野 兼太郎       4 田 中 栄 志       5 大 谷 順 子散   会出席議員(21名)     1番   田  中  栄  志         2番   斉  藤  隆  浩     3番   吉  田  和  江         4番   加  藤  久 美 子     5番   根  岸     操         6番   今  成  優  太     7番   勝  山     祥         8番   伊 勢 田  幸  正     9番   大  谷  順  子        10番   寺  田     玲    11番   上  杉  考  哉        12番   関  野  兼 太 郎    13番   尾  崎  孝  好        14番   津  波  信  子    15番   深  瀬  優  子        16番   加  藤     清    17番   篠  田     剛        18番   八  子  朋  弘    19番   加  賀  奈 々 恵        20番   小  川     匠    21番   川  畑  勝  弘欠席議員(なし)欠  員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   星  野  光  弘      副 市 長   奥  村  敬  一  総 務 部長   大  熊  経  夫      総 合 政策   島  田  臣  己                          部   長  市 民 生活   松  田     豊      自 治 振興   市  川  信  男  部   長                   部   長                          事 務 代理  子ども未来   和  田  雅  子      健 康 福祉   久 米 原  明  彦  部   長                   部   長  事 務 代理                   事 務 代理  まちづくり   細  田  幸  雄      建 設 部長   柴  崎  照  隆  推 進 部長                   事 務 代理  事 務 代理  監 査 委員   清  水  和  夫      農業委員会   嶋  田  幹  雄  事 務 局長                   事 務 局長  教 育 長   森  元     州      教 育 部長   木  村  久  志                          事 務 代理  教 育 部長   山  口  武  士本会議に出席した事務局職員  局   長   加  治  政  彦      次   長   石  川  順  一  主   幹   桜  井     勤      専 門 員   山  田     豊  主   任   秦     麻 里 奈 △開議の宣告 ○議長(津波信子) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより平成28年第3回富士見市議会定例会第16日の会議を開きます。                                      (午前 9時32分) ○議長(津波信子) お手元に配付した議事日程に従って議事を進めます。 △日程第1 市政一般質問 ○議長(津波信子) 日程第1、市政一般質問を行います。  市政一般質問の通告者は19名です。 ○議長(津波信子) それでは、質問順1番、吉田和江議員の質問を許します。  吉田和江議員。               〔3番 吉田和江登壇〕 ◆3番(吉田和江) 3番、吉田でございます。改めまして、おはようございます。また、早朝より傍聴にお越しくださいましてありがとうございます。  ただいま議長よりお許しをいただきましたので、私の一般質問を始めさせていただきます。今回は、大きく4点についてお聞きをしたいと思います。市長マニフェストから、それから健康寿命施策について、それから防災関係、最後に地元ふじみ野地域の問題でございます。それでは、よろしくお願いをいたします。  1番、市長マニフェストについてでございます。「今、夢をかたちにする時」とのスローガンで、選挙戦では身近にお聞きをしてまいりました。また、先日の施政方針演説では、さらに仏教の和顔施の心を持って市政運営に臨まれるとの方針を示されました。具体的に3点ばかりをお聞きしてみたいなというふうに思います。  (1)番、国道254号バイパス沿いの企業誘致についてでございます。今までの首長からは余り聞かれなかった課題であると思いますけれども、今回市長は企業誘致について言及をされていましたので、お聞きをしていきます。私は県内でも富士見市は圧倒的に企業数は少ないのではないかというふうに思っておりますが、片や、位置を見ますというと、都心からの距離、また鉄道の駅にしますと3駅を有してございまして、かなり立地条件はよいのではないかというふうに考えるところでございます。もっと企業の進出を望みたいところだというふうに常々思っております。  さて、マニフェストで企業誘致をお挙げになった市長、この根拠を教えてください。  それから、企業誘致は圃場整備がされているため難しいというふうに以前の一般質問のお答えでお聞きをしていたと思いますけれども、この課題克服など、どのように対応されていくおつもりかお聞きをしたいと思います。  また、それから、実現の目途について、企業誘致着手については、時期的には、どんなふうにいつごろをお考えか、わかりましたらお願いをいたしたいと思います。  (2)、シティゾーン活用のイメージについてお聞きをします。シティゾーンの一部近辺は、ららぽーと開業後かなり活気がございまして、車の往来なども格段に増えてまいりました。ここのさらなる開発については、どういうふうに描かれていらっしゃるのかお聞きをしたいと思います。  また、シティゾーンの中でも特に鶴瀬駅東通線でございますけれども、谷津幼稚園の信号あたりからを歩いてみますと、歩道は広くてとても立派なのですけれども、両側を見ても結構、現在の町並みというのは畑とか人家が点在をしておりまして、なかなかここの開発は大変かなということも思うわけでございますが、少しばかり私は物足りないと、せっかくいい通りなのに惜しいなというふうに思うところでございます。ららぽーとに来る方が、歩いて楽しくららぽーとまで着くということになればまた活気も違ってくるというふうに思います。  (3)番、教育施策における学力強化策についてお聞きをしたいと思います。マニフェストで学力アップということを述べられていたというふうに思いますけれども、残念ながら富士見市は全国平均、県平均に届いていないところがあると、この辺についてご心配されていたと思いますので、具体策についてお聞きをしたいと思います。  それから、大きな2番、健康寿命施策についてでございます。これは前からの、私の一般質問のときは大体お聞きをする事項なのですけれども、今回も、市民生活において何といっても健康第一というふうに思いますので、お聞きをします。健康寿命施策については、先ほども言ったように、しつこいようですが、何回かになりますが、部長が新しくなっておりますので、岩田前部長からどう変わっているのか、変わったところがあるのかというところも聞きたいなと思うわけです。この間の新聞では、平均寿命については、昨年は男女ともに過去最高の年齢に達したということでございました。では、健康寿命についてはどうかな、元気で活動できる期間の施策について、富士見市の行政の現状をお聞きしたいと思います。  (1)番、市民の健康を担保することが期待される特定健診の果たす役割と効果についてです。まず、国民健康保険、この間の説明会で1万6,986世帯の加入ということを聞いたと思いますけれども、被保険者が受ける特定健診の対象者と受診率の推移についてお聞きをしておきたいと思います。それぞれ、ほかの市民の方も国民健康保険以外では加入保険がありますけれども、市民の一部が対象である国民健康保険について聞いておけば、傾向はつかめるのかなというふうに私は理解をしました。また、ほかの、企業にお勤めの方ですと社会保険、共済保険などありまして、これは企業に健康診査というのはかなり義務化をされてきていると思いますので、受診率については心配ないのかなというふうに理解をしてございます。  それから次に、平均寿命が上がっていく中で、高齢となっても健康維持を重要視して、本市においては特定健診の結果から、これは健康増進センターからですけれども、何らか発見された場合には特定保健指導対象者というのができて、個別面談であるとかさまざまな指導をなさっていると思いますが、その役割と効果についてお伺いをしたいと思います。  それから、以前の一般質問で成功例、これは九州の大分県だったと思いますけれども、宇佐市だったですか、成功例がありまして、食事ということにそこは着眼点を置きまして、高齢者が集まって、献立からお買い物から調理、そして皆さんで食べるというふうな活動をされていて、非常にいいのではないですか、我が市でもモデル地域を設けてやってみたらどうですかというようなお話をした覚えがございますが、その後どうでしょうか、取り組みについては検討されたのかということもお聞きをしたいと思います。  大きな3番、防災についてでございます。備えというのは以前に比べたら格段によくなってきていますし、防災訓練も積極的に、市民の皆様方、町会中心に取り組まれているというのはよくわかりますが、しかしながら、昨今の自然災害は、局地化、それから短時間に集中豪雨などが起きますから、様相は激甚化をして被害をこうむってしまうと、予測不可能で対策は難しいなというふうに思います。ややもすると追いつかない現実というのがあるのではないかと思いますが、この辺もお聞きをしたい。また、首都直下地震も高い確率が予想されますことから、改めて少しお聞きをしておきたいと思います。  (1)番、台風9号の影響を受けて、地域防災計画における対応及び反省点についてです。市内の被災地域や被害状況などの資料はいただきましたので、対応関連で伺っておきたいと思います。今回、災害対策本部が立ち上がって活動されましたけれども、この災害対策本部を立ち上げる基準というのはどういうことなのかということも確認をさせてください。  それから、この間、台風9号、その後の10何号ですかね、受けて、大分マスコミではいろんな用語が飛び交いまして、私も意味をしっかりと把握できていなかった部分もございますので、この際、タイムライン避難準備情報、この意味についてお聞きをしておこうかなと思います。岩手県の老人施設では、残念ながら、避難準備情報は出ていたのだけれども、犠牲者が9名でしたか、出てしまったと、こんなこともありますので、確認をさせてください。それからまた、タイムラインをどのように活用されたのか、それから本市において避難準備情報というのは発令はされたのかという点です。  (2)番、地震対策における自助、共助、公助の取り組み等、市民への周知についてです。地震時は、まず自助の取り組みを日常的に意識することが大切ではないかというふうに理解をしておりますが、周知は大丈夫なのかお聞きをしておきたいと思います。  それから、大きな4番、ふじみ野駅前の、これもいつもいつも出てくる質問なのですけれども、区画整理が終わって、とても住みやすく、きれいな環境にあるふじみ野地域ですけれども、駅前対策、駅前に目を向けますというと、ムクドリが今年も、まだきのうあたりも来ていまして、剪定はしていただいているのですけれども、ムクドリも非常に利口に立ち回っているというか、ずうずうしいといいますか、わずかに残っている葉っぱの木のところにもとまって、どいてくれません。忌避剤であるとか忌避音で大分対策はしてもらっていると思うのですけれども、何か追いかけっこみたいな感じで、一向に解消される様子はありませんので、改めてお聞きをしたいと思います。  それともう一つは、やはり放置自転車対策でございますが、ロータリー周辺の歩道に駐輪禁止のコーンがたくさん立てかけてあるのですが、今やその内側にとめていらっしゃる方が大半です。特に今回、ふじみ野駅西口の居酒屋ビルですか、あそこに1階にラーメン屋が入ったものですから、ラーメン屋は非常に迷惑をこうむっているということをお聞きしておりますので、その辺のところをお聞きしたいと思います。  壇上での質問は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 答弁をお願いします。  市長。 ◎市長(星野光弘) おはようございます。老眼鏡対策を施しました、新しい眼鏡で臨ませていただいております。初めての一般質問でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、吉田議員の質問にお答えをいたします。1番、市長マニフェストについて、(1)、国道254号バイパス沿いの企業誘致について3点、(2)、シティゾーンの活用のイメージについて2点ご質問いただいておりますので、順次お答えをいたします。  初めに、ご質問の1点目、私のビジョンで企業誘致を掲げた根拠についてお答えをいたします。本市は、他市町と比較いたしますと、事業所数が県内でも低い数値であると認識しているところでございます。議員ご案内の国道254号バイパス沿いにつきましては、交通利便性の観点から企業立地の優位性があると認識しており、ビジョンに掲げさせていただきました。  続きまして、ご質問の2点目、圃場整備が行われた区域の対応でございますが、バイパス沿いの一部地域では圃場整備により生産性の高い農地が広がっており、農業環境に配慮した土地利用が求められているため、多面的な視点に立ち、土地利用を研究する必要があると考えております。  ご質問の3点目、実現の目途でございますが、事業実現のためには国、県などの関係機関との調整協議に時間を要することから、詳細な時期についての答弁は控えさせていただきますが、早期の事業実現に向け、全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  続きまして、ご質問の大きな1番、(2)、シティゾーン活用のイメージについてお答えいたします。初めに、ご質問の1点目、ららぽーと開業後のシティゾーンのさらなる開発についてですが、現在未整備のバイパス東側のB、Dゾーンにつきましては、市街化調整区域であり、既存の集落や豊かな自然環境も残されていることから、これらの住環境に配慮しながら、にぎわいと雇用の創出につながる土地利用の検討を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、質問の2点目、鶴瀬駅東通線沿道の土地利用についてお答えいたします。当該路線につきましては、全線整備が完了し、沿道には土地区画整理事業や街路事業の効果を生かした建築物の立地が進んでおります。議員ご質問の沿道の今後の土地利用につきましては、現時点では具体的な計画はございませんが、これまでの都市基盤整備の効果やららぽーと開業により、議員ご案内のとおり、歩行者が増加していることなど環境の変化をプラスの方向に生かせるよう、沿道地域の付加価値を高めるとともに市の魅力向上のための具体的な取り組みの検討を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  続きまして、大きい1番の(3)番、教育施策における学力強化策についてお答えをいたします。私は、今度の「ふじみ☆ビジョン21+」に、子供たちに夢と希望を育む教育活動を推進し、確かな学力、豊かな心、健やかな体の生きる力を育成し、学力の向上と全国トップクラスの教育を掲げさせていただきました。生きる力の基盤となる一つの要素である学力の向上については、いかに社会変化しようと、みずから考え、主体的に判断し、行動できる資質や能力を子供たち一人一人に育むことが大切であり、本市における重点課題の一つであると考えております。今後、総合教育会議等で学力向上策について教育委員会と議論を深め、児童生徒一人一人の学力を確実に伸ばす教育施策を市長部局と教育委員会がともに取り組んでまいります。さらに、埼玉県学力・学習状況調査を生かし、埼玉県教育委員会の協力を得てデータを分析し、検証結果を学力向上施策に取り組むことが重要であると考えております。また、他市町村の先進的な事例も参考にし、施策に取り入れてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上です。 ○議長(津波信子) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松田豊) おはようございます。よろしくお願いいたします。ご質問の大きな2、健康寿命施策についての(1)、市民の健康を担保することが期待される特定健診の果たす役割と効果についてお答え申し上げます。  まず初めに、国民健康保険の被保険者が受診する特定健診の本市における対象者と受診率の推移についてでございますが、平成25年度の対象者が1万9,523人で、受診率が42.8%、平成26年度の対象者が1万9,184人、受診率が42.9%、平成27年度の対象者数は1万8,520人、受診率が43.2%で、受診率は県内40市中、常に10位以内に位置しております。なお、被保険者数の減少により、対象者、受診者数ともに減少傾向にありますが、受診率は増加しており、受診者の傾向といたしましては、男女とも40歳から54歳までの受診率は10%台と低く、年代が高くなるにつれて受診率が高くなっており、65歳から74歳までの受診率は50%台となっております。  未受診者への対策といたしましては、過去3年間、一度も受診していない42歳から55歳までの方へ受診勧奨通知の発行、また今年度からは、かかりつけの医療機関において特定健診と同様の検査を行っている場合、その診療情報を県の医師会を通じて提供を受け、特定健診を受診したとみなすことができる診療情報提供事業の実施を予定しております。今後も、特定健診について広く周知を行い、市民の健康増進を図ってまいりたいと考えております。  次に、特定保健指導の役割と効果についてお答えいたします。特定保健指導は、生活習慣病予備軍の方に対し、生活習慣病に移行させないことを目的とし、対象者みずから生活習慣を改善し、セルフケアができるようにサポートすることを役割としております。具体的には、生活習慣を見直すきっかけとなるよう、個別面談を初め「誰でもできる!健康ごはん教室」、「お腹凹ませ運動講座」、「お口の中から健康アップ講座」などのオプション講座を開催するなど、継続的な支援を行い、よい生活習慣を身につけることで体重や腹囲の減少、検査数値の改善を図っているところでございます。  以上です。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) おはようございます。よろしくお願いいたします。  (1)のご質問の中で、宇佐市の活動についてご質問いただいておりますので、その点をお答えさせていただきます。安心院地区における高齢者の活動についてでございますが、平成16年に安心院町が福岡大学と連携し、認知症予防の啓発を目指して始めたものと聞いております。  本市におきましては、介護予防事業の中で平成18年から本格的に認知症予防の普及啓発に取り組み、現在では8つの団体が認知症予防を目指した自主活動を継続しております。活動の内容は、それぞれの個性に応じて、脳活性化を目指したウオーキングや脳トレと運動を組み合わせたもの、口腔機能向上のためのお口の体操と組み合わせたものなどさまざまでございますが、地域の高齢者みずからが活動を企画、運営しており、健康増進センターが連絡会組織の事務局として研修や交流を支援しております。高齢者の健康づくりのみならず、コミュニケーションを図る通いの場として地域の貴重な資源となっております。また、毎年健康増進センターを会場に開催をしております健康まつりでは認知症予防の啓発コーナーを担当するなど、市の健康づくり事業にも積極的にご協力をいただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) おはようございます。よろしくお願いします。それでは、議員ご質問の大きな3番、防災についての(1)、台風9号の影響を受け、地域防災計画における対応及び反省点について4点のご質問を頂戴いたしましたので、順次お答え申し上げます。  議員説明会の際にもご報告したとおり、8月22日の早朝に台風9号が関東地方に多量の雨をもたらしました。埼玉県でも、県南、県西部を中心に記録的な豪雨となり、本市を初め所沢市、狭山市、入間市など、入間地域の多くの自治体に床上、床下浸水、道路冠水などの甚大な被害が発生いたしました。被害に遭われました市民の方々に対し、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  議員ご質問の災害対策本部を立ち上げる基準でございますが、ご案内のとおり、富士見市地域防災計画では、災害対策本部は市長がその必要を認めたときに設置され、その設置の基準は、警戒体制の第1配備の基準である気象警報発令時において災害が発生するおそれまたは軽微な被害が発生した場合に適用しております。今回の台風9号の場合では、埼玉県地方への大雨警報や当日の本市の気象状況に加え、市内の浸水等の現況を総括担当において総合的に勘案し、市長の指示のもと、8月22日午後零時30分に富士見市災害対策本部を設置したものでございます。  次に、タイムライン避難準備情報の意味について、今回の台風9号でタイムラインを活用したのか、避難準備情報は発令したのかとのご質問につきましては、関連がございますので、一括してお答え申し上げます。ご案内のとおり、本年8月に国土交通省より発表されたタイムライン防災行動計画でございますが、その「策定・活用指針(初版)」によれば、これまで主に国管理河川の水害を対象に策定されたタイムラインの枠を広げ、地方公共団体管理河川等にも対象としたタイムラインの策定、普及が期待されているところでございます。本市におきましても、国の管理下線である荒川の水害を対象としたものの策定は完了しておりますが、新河岸川、柳瀬川を対象にしたものの策定には至ってございません。今後は、埼玉県とも連携しながら、台風9号の被害の検証をもとに、新河岸川、柳瀬川を対象にしたタイムラインの策定に着手していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、避難準備情報についてお答えいたします。避難準備情報とは、災害対策基本法第60条に規定された市町村長の避難指示等に関するもので、市民の方々に対し避難準備を呼びかけるとともに、高齢者の方や障がいをお持ちの方など、避難時や災害時に援護が必要な方に対して早目の段階で避難行動を開始することを求めるものです。  今回の災害で避難準備情報は発したのかとのご質問でございますが、所沢市など柳瀬川上流部の記録的な時間降雨量により、柳瀬川の越水の危険が急速に増したとの切迫した情報を得たため、柳瀬川流域の水谷東2丁目、3丁目にお住まいの方々に対し、避難準備情報の発令は行わずに、直ちに避難勧告の発令をさせていただきました。避難情報につきましては、本来、避難準備情報、避難勧告、避難指示という、緊急の度合いが高まるごとに順を追って発令するものですが、今回のように急激に状況が変化した場合など、その時点の危険度によって対応しなければならないこともございます。  続きまして、(2)、地震対策における自助、共助、公助の取り組み等、市民への周知についてのご質問にお答えいたします。地域防災力の向上のためには、自助、共助、公助が三位一体となって取り組んでいくことが必要不可欠であり、中でも自助は大変重要かつ基本的な要素であると考えております。市といたしましても、町会や防災会等の出前講座や避難訓練などの機会があるごとに、本市の総合的な防災対策、とりわけ市民の皆様へは自助、共助の重要性の啓発を図ってまいりました。今回の水害等の教訓からもさらなる周知が重要であると考えておりますので、今後も引き続き、平成24年度から実施しております小学校区での合同防災訓練や町会や自主防災会で行われております防災訓練などにおきまして、避難訓練や各防災機材の使用訓練などさまざまな訓練を体験していただき、各町会、防災会、防災リーダーの方々と連携いたしまして、市民の防災意識の高揚及び地域防災力の向上を図るとともに防災体制の強化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) おはようございます。よろしくお願いいたします。ご質問大きな4番、ふじみ野駅前の課題について順次お答えいたします。  (1)、ムクドリ対策についてでございますが、ふじみ野駅西口のムクドリ対策につきましては、例年その対応に苦慮しているところでございますが、今年度は街路樹の剪定を実施するとともに、平成26年度に引き続き、木の枝に忌避剤を設置し、ムクドリが来にくくなる環境づくりを実施したところでございます。この忌避剤の効果により、当箇所のムクドリは大幅に減少しているわけでございますが、完全な対応となっていないことは担当といたしましても認識しているところでございます。  議員ご案内の伐採や街路樹を違う樹木に植えかえるなど抜本的な対策の考えはないのかとのことでございますが、伐採という形で当箇所に潤いと安らぎを与えている緑をなくしてしまうということは、担当といたしましては良策とは言えないと考えております。また、違う樹木に植えかえるにいたしましても、木の伐採、処分に加え、樹木周辺の舗装の修繕や木の根の撤去、処分等、大変に大きな予算措置が必要となります。ムクドリ対策につきましては、本市のみならず、全国的な問題となっております。今後につきましても、新たな対策方法がないものか、情報収集等を行い、検討を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  次に、(2)、放置自転車対策についてお答えいたします。ふじみ野駅周辺の放置自転車は年々減少してきておりますが、まだ解消には至っておらず、市では指導整理員の配置や撤去作業を行い、放置自転車対策を進めているところでございます。駐輪場につきましては、平成20年度に勝瀬原調整池に民間活力を導入して1,065台収容できる駐輪場を開設、平成25年度に市営の地下自転車駐車場のラック入れかえ工事を実施し、ふじみ野駅東口で406台、ふじみ野駅西口で418台を増やす対応を図ってまいりました。さらに、近年、駅周辺に民間の駐輪施設も開設されていることから、ふじみ野駅周辺の駐輪環境の整備は進んでいるものと認識しております。一方で、放置自転車は自転車利用者のマナーによるところが大きいことから、啓発活動を進めるとともに、指導整理員による駐輪指導及び駐輪施設への誘導、案内を行い、放置自転車の解消に努めてまいりたいと考えております。  ふじみ野市との協議についてですが、多くのふじみ野市民が自転車を利用してふじみ野駅周辺を訪れることから、ふじみ野駅における啓発活動やふじみ野駅西側にある3カ所のふじみ野市営の駐輪場の運営、放置自転車対策に係る経費の負担について協議し、ふじみ野駅周辺の放置自転車対策に協力いただいております。今後につきましても、ふじみ野駅周辺の放置自転車の解消に向け、引き続き放置自転車対策を講じてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 答弁を終わりました。  吉田議員。 ◆3番(吉田和江) ありがとうございました。  それでは、市長から順次再質問でお願いをしたいと思いますが、やはり企業誘致となると大変なことなので、関係機関との調整や折衝がありますから大変だと、しかしながら、早期に取り組んでいただけるというようなお答えでございましたけれども、実績がかなり少ないということはお認めになったと思いますが、これは仕方のないことなのですか。いかがでしょうか。
    ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 再質問にお答えをいたしたいと思います。  答弁書が用意されておりますが、事業所の数の問題につきましては少ないという認識を持っております。したがいまして、今回の私のビジョン、この中に、富士見市の活力をつくっていくためには、働く場所の確保、そして税財収のアップ、自主財源の確保、こうしたものを目的として問題を解決していきたい、さらには今申し上げたとおり、税財収並びに働く場所の確保をもって市の活力とさせていただきたいと、このように考えております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 雇用とにぎわいということで先ほどもお答えいただいてはおりますが、例えば具体的に、時期はだめなようですけれども、やっぱりこういうのってプロジェクトチームとかいうのを立ち上げて取り組むべきものかなというふうに思いますが、その辺についてはいかがですか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) プロジェクトチームにつきましては今後の検討の課題といたしておりますが、現段階では、まちづくり推進部、総合政策部、関連する部局と私とのすり合わせを中心に心合わせをするという状況だと考えております。この後、平成29年度の新たな予算組みにつきまして、こうしたものを打ち込めるようにさせていただきたいと考えております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 前向きなご答弁でありがたいと思いますが、平成29年度の予算編成を楽しみにしております。  それから、鶴瀬駅東通線のこともお答えいただきましたけれども、東京都下だったと思いますけれども、例えばうちの鶴瀬駅東通線ですと、両側に若い方たちが起業したり進出を望むわけですけれども、そんなときに例えば行政としては、税金の免税であるとか、何か特典をつけたりとかという、先の話にはなりますが、そういうこともお考えいただけるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) ただいまのご質問につきましては、今議会の一般質問で同様の、それに近いご質問を受けておりますが、やはり企業誘致をするということは、まず富士見市を気に入っていただくこと、この場所が気に入っていただくこと、いわゆる企業の立地に関して、その企業にとってメリットがあるかどうかということを、気に入っていただくということがまず一番だと思います。その次は、やはり富士見市として、企業が立地しやすい、誘致するための優遇策ということは必要なことだと考えています。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) ぜひ取り組んでいただきたいと思います。  それでは、教育施策に移りますけれども、全国トップクラスに持っていきたいと非常に力強いお答えを頂戴いたしまして、子供たちは幸せだと思います。その中で、市長部局と教育委員会と話し合いを進めながら取り組むということで、さらに心強く思いましたが、執行部におかれまして、目に見えてわかるような学力アップ策について、例えば先ほど市長も触れられておりましたが、先進的な事例を研究ということには至っているのかどうか、お願いいたします。 ○議長(津波信子) 教育部長。 ◎教育部長(山口武士) よろしくお願いいたします。  ただいま学力向上策についての先進的な事例を研究しているのかというご質問でございますけれども、埼玉県教育委員会が平成27年度から実施している埼玉県学力・学習状況調査につきまして、児童生徒一人一人の学習状況や学習意欲を継続的に調査し、一人一人の学力の伸びを把握するものでございます。今後、この調査結果を活用し、毎年の調査結果を総合的に分析して、児童生徒一人一人の学力を伸ばしていくことが大切であると考えておりまして、それに基づいた具体策に取り組んでまいりたいと考えております。  また、埼玉県教育委員会では、「考え、話し合い、学び合う学習」推進事業、いわゆるアクティブラーニングを効果的に取り入れた授業改善の研究施策をとっておりまして、本市でもこの研究委嘱を受けまして、現在、関沢小学校、西中学校を中心にこの研究を進めているところでございます。今後3年間の研究になりますけれども、この内容の充実を図り、市内全体に広げてまいりたいと考えております。さらには、教育委員会といたしましても、効果的な施策の新たな分野の研究を継続的に行い、児童生徒一人一人に応じたきめ細かな指導による学力の育成、授業方法の改善、学習支援員の活用、家庭との連携など、これらを取り入れて、市長部局とも協力しながら子供たちの学力向上策に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) さまざまな方面から研究をしていただいているということがよくわかりました。  それでは、市長にお聞きをしたいと思うのですけれども、予算措置についてでございますが、先日の教育要覧を見せていただきますと、教育費は一般会計の約1割強だったですか、と理解をしておりますが、今後は教育費の中の学力アップ強化策につながるような予算の増額について市長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) お答えをいたします。  学力強化策についてでございますが、これからの10年、20年先の将来の富士見市を担う人材、現在の小中学生でございます。教育にしっかりと力を注ぐことは、未来への先行投資であると考えております。魅力あるまちづくりを進めていく上でも、大きな基盤となる考えでございます。  平成28年度の教育予算の一般会計に占める割合は10.9%となっており、大規模改修やエアコン設置等、工事が集中する年とそうでない年の割合の差は生じておりますが、教員の指導力向上研修または学校研究などを生かした学力向上策を初め、教育施策の充実に向け総合的に判断し、限られた予算の中でしっかりと予算編成をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 予算づけが多ければいいというわけではございませんけれども、ぜひ学力アップにつながる予算の増額をお願いしたいと思います。  それでは、健康寿命のほうに移りたいと思いますが、今受診率のパーセンテージをお聞きしまして、上がっていると。しかしながら、私、ちょっと気になりましたのは、40歳代が非常に少ない、傾向的にはプラスになっているけれども、40歳代の受診が少ないというところが、これは子育て世代で元気なお父さんでないと困りますので、この少ない世代に特化した周知の仕方というか、何かお考えでしょうか。 ○議長(津波信子) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松田豊) 40歳代、50歳代が10%台の受診率ということで、これは先ほど答弁の中でもお答え申し上げましたけれども、過去3年間の受診歴がない方への再受診の通知というようなことをやらせていただいておりますが、それ以外の部分についてはなかなか具体的なものが今やれていない状況でございますので、他市の参考になる例等がございましたら、今後検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) よろしくお願いをしたいと思います。  それから、宇佐市の安心院地域だったですか、認知症予防の高齢者のいい取り組みを紹介したことに対してお答えがありましたけれども、そうしますと、モデル地域というのを設けたやり方はしていないけれども、同じような対策といいますか、はやっているというふうな理解でよろしいのですか。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) 認知症の予防という面から見ますと、最も効果があるのは、やはりみずから考えて、みずからが運営していって効果が上がるということが言われておりますので、その線に沿って、自主グループと申しますか、その育成に今力を入れているところでございますので、先ほど議員からの質問の趣旨から申しますと、当市のほうでも行っているというふうに考えております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) ぜひその中で、食というのは人間の生きていく基本ですので、ぜひ、そのモデル地域であって、効果のほどをご披露したら、さらに市民の方にとっては有益かなというふうに考えますけれども、前回の質問のときの、このことに対して、実現困難な理由というのは、モデル地域を設けることの困難な理由というのは、何か思い当たることがありましたらお願いします。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) 先駆的に取り組む地域を設けて、そこを全市に広げていくというお考えだと思いますが、取り組みそのものは、まず健康増進センターのほうで行っておりますはつらつ教室であるとか、そういった教室を卒業された方について、修了された方、これらの方を中心に自主グループをまず設置していただいて、その中でみずからいろいろなことに取り組んでいただくと。そのうちの一つが食の問題も入ってくるかもしれませんが、いずれにしても、みずから考えていただいて運営をしていくというのが大事でありますので、そういった意味で、モデル地区を設けるというよりも、自主グループをどうやって地域に根づかせるかということが重要な問題ではないかなというふうに考えておりますので、その線に沿って取り組みはさせていただいているところでございます。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) よくわかりました。本当に、人間、自分からということがいつの世代でも大事で、まして年をとりますとなかなかできませんので、ひとつよろしくご指導をいただきたいというふうに思います。  それでは、防災のほうに移りたいと思いますが、いろいろ、タイムラインとか避難準備情報の意味についてはしっかりとご説明をいただきました。今回、台風9号では、被害はあったものの、幸い人命にかかわるような状況はなかったので、本当によかったというふうに思いますが、部長、砂川堀の越水については想定内であったでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 砂川堀の越水につきましては、今回、上流で猛烈な雨が降ったということで、想定はできなかった範囲でございます。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 私もよく、役所に来る途中、あそこを使ったりしますけれども、はるか下のほうにお水があるのに、同僚議員が写真を撮ってくれていたものですから、それを見せていただいたら、まあびっくりなのですけれども、今の災害は想定ということがなかなか難しかったということだと思います。それはまさに、上流のほうで局地的に大分短時間に降って、それがぐっと来たということだと思うのですけれども、今後の備えをよろしくお願いしたいと思うのですけれども。  今、行政主導で大体、富士見市も災害対策についてはやっていると、これには私は限界があるというふうに思うわけです。この辺についてはどんなご理解でいられるか、限界があるとお思いでしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 行政の限界ということは、災害に対してはなかなか申し上げにくいことかと思いますが、やはり災害は、ご案内のとおり、自助、共助というものが、減災のため、7割以上それにかかわるものがあるという一説もございますので、やはり私どもとしては、自助、共助というものに対して、ぜひそこに力を注いでいきたいと、そこの援助に対して力を注いでいきたいと考えているところでございます。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 常々、自助、共助、最後に行政というふうな位置づけは思っておりますけれども、しかしながら、いつ、どこで、どれぐらいの災害になるかわかりませんので、今後市民の方に求めることというのが何かございましたら、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 先ほど申し上げたとおり、やっぱり自助、共助ということの中でも、自助ということが最も大切な部分、かなめになるかと思います。やはり、災害が起きた際には、最も大切なものは人命、自分の命を守るということでございますので、私どものほうもなるべく多様な手段を使いましてさまざまな情報を発信していきたいと考えておりますので、そのような情報をいち早く得ていただいて、みずからの命をみずから守るというような行動のために日ごろ準備をしていただければありがたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 住民との連携、町会との連携等をしっかりとやっていただいて、ご指導いただきたい、対策をしていただきたいと思います。  それでは、これで、今ちょっと部長から災害関係でお聞きをしましたけれども、私、ちょっと、これは答弁は要りませんけれども、少し意見といいますか、述べたいと思いますので。今回申し上げておきたいことがあるということでございまして、このことは前市長の星野信吾市長も、おやめになる前の議会だったですか、それから退任式のときもでしたか、2回ほど私は記憶をしているのですけれども、市庁舎についてでございます。  私は、2期8年、ここ、役所に登庁してまいりまして、常々感じておるのですけれども、結構、庁舎の老朽化とか下の階段のところの水の出ぐあいとかを見ますと心配なのです。災害時には対策本部になると、ここがかなめになって動いて、市民の方を災害から守るということになると思うのです。本庁舎は非常に大事というふうに思っております。市民の命と財産を守るということは行政の第一義かなと、この辺の観点から私は思ったことなのです。果たして、築40年を経ていると思うのですけれども、この庁舎は地盤沈下も起きているということもあると思います。大丈夫なのかな、有事のときに対策本部の機能は確保できるのかということでございます。市民の皆様も少なからず感じておられるし、実際、私はご意見も頂戴をしております。例えば熊本地震、この間のときに、何市だったですか、市役所がちょっと崩壊してしまったという例なんかも市民の方をちょっと刺激したのかもわかりませんが、この件について危機感を持って、私は大いに持っておりますけれども、庁舎の建てかえや移転をも視野に入れた事案、この検討に入られる時期に来ているのではないかなというふうに思いますので、ここで一言申し上げておきたかったわけです。後になってからでは悲惨な事態も想定をされますので、あえてこの場をかりまして申し上げました。以上、意見でございます。  それでは、ふじみ野地域の問題について再質問をさせていただきますが、私、忌避音、忌避剤でやっていただいているのは十分承知はしておりますが、少なくなっていると先ほど部長はおっしゃいましたが、決して少なくなっていませんね、あれは集団で動きますから。そこで、私、これは勉強不足というか、専門分野ではないのでわかりませんけれども、鳥ってやっぱり害が結構、感染症を運んだりとか、それからふん害がすごいのです。その点から考えていかがなものでしょうか、今の対策だけで十分といいますか、これ以上できないよというお答えでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 先ほどもお答えしましたとおり、完全な対応となっていないというふうには認識しておりますので、別の対策、今情報収集をしながら検討を進めているところでございます。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 本当に、夜までいますので、結構、周辺にマンションが多うございますし、駅の乗降客も3駅で一番多いわけですから、本当に踏み込んだ対策というのを考えていただきたいというふうに思います。予算のこともあるから大変なのでしょうけれども、このままでは、ずっと忌避剤、忌避音でいくのかというと、ちょっと地域住民としてはうまくないかなというふうに思います。  次、放置自転車についてですけれども、撤去自転車の引き取りでございますけれども、この引き取り率についてはどんなふうに理解をされていらっしゃいますか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 放置自転車は、撤去しまして、一時預かりをして、保管をして引き取っていただいていますけれども、引き取り率ということですか。引き取り率につきましては、半分ぐらい、年によって違いますけれども、半分ちょっと、引き取られる方がいらっしゃるというふうに考えております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 半分以上の方がそのままで、あとは売却というふうな順序になると思うのですけれども、やっぱりこれは自転車が今1万円ぐらいですか、手に入るということもあるのか、人間性、時代の流れでしようがないのかなというのもありますけれども、あとは利用者の意識に訴えるしかないかな、物の大切さっておかしいですけれども、今さらですけれども、利用者の意識を変えていただいて、放置しないようにということについてはいかがでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 利用者の方の意識を変えていただくような啓発も当然必要ですし、整理員の見回りにより、放置自転車がなくなるように引き続き対応してまいりたいと考えております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) ぜひよろしくお願いをしたいと思いますけれども、ふじみ野市との協議会の中ではそのような、対策としての意識づけをしようというふうなお話には進んでいることはあるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) ふじみ野市と、特にふじみ野駅西口につきましては、先ほどもお答えしたとおり、ふじみ野市も駐輪場を3施設設置をしているという状況で認識をしていただいていると思っております。かつ、放置自転車につきましても、ふじみ野市のほうにも費用負担をいただいたり、そういうことをしておりますけれども、実情を富士見市、ふじみ野市ともにまた確認をして、共有をして対応してまいりたいと思っております。 ○議長(津波信子) 吉田議員。 ◆3番(吉田和江) 何よりもやはり心配なのは、障がい者の方のレーンを一番私は気にしています。それから、商売をしている方、入り口にとめられてしまいますと営業妨害にもなりますので、ぜひともふじみ野市と協力をしながら、いいほうにいくようにお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(津波信子) 以上で吉田議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午前10時28分) ○議長(津波信子) 再開いたします。                                      (午前10時45分) ○議長(津波信子) 次に、質問順2番、斉藤隆浩議員の質問を許します。  斉藤隆浩議員。               〔2番 斉藤隆浩登壇〕 ◆2番(斉藤隆浩) 2番、斉藤隆浩です。おはようございます。本日も、傍聴の皆様、本当にありがとうございます。そして、インターネット中継の皆様もありがとうございます。  今は秋、スポーツの秋真っ盛りだと思います。先週からバスケットのBリーグというのが始まりました。初めて知りましたが、ファンのことを野球では応援団、サッカーではサポーター、バスケットではブースターというそうです。初めてその言葉を知りましたが、テレビ観戦をしましたが、プレーヤーとブースターがすごく盛り上がって、これからもっともっと盛り上がっていくのではないかな、そしてこれから来るオリンピック、そして各種ワールドカップに向けてスポーツがもっと盛り上がっていく、そんな感じがいたしました。間もなく地区体育祭も始まります。各小学校区では、たくさんの笑顔でスポーツが進むのではないかなと感じております。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして市政一般質問を始めさせていただきます。このごろ定番であります、初日の2番目、3番、4番、今回は21・未来クラブが続きますので、ぜひとも市長初め執行部の皆様にはすばらしい答弁をよろしくお願い申し上げます。  今回、大きく4点についてお伺いいたします。大きな1つ目、「ふじみ☆ビジョン21+」について、(1)、市役所元気宣言の具体策は。星野市長が立候補したときに掲げたビジョンですが、今回は3つの政策方針ではなく、市民のみならず、市職員も注視していると考える市役所元気宣言の具体的な考えについて伺います。  1つ目の創意工夫について、わくわくする戦略的シティセールス、シティプロモーションの具体的な案などお考えについて伺います。  2つ目の改革改善について、まず初めに行う行政改革は何かについて伺います。  3つ目の感性・感謝について、職員が伸び伸びと職務に励める環境づくり、そして新たな視点を加えた人材育成を行うとしていますが、実際にはどのようなことなのか伺います。  (2)、所信表明について。議会初日に、市民生活の向上に全力を尽くすため、常に前向きな星野市長の力強い表明をお聞きしました。その中で、幾つかの点について伺います。安心安全な新しい市役所のあり方について議論をスタートさせるとのことですが、具体的にはどのようなことなのか伺います。  市民力、地域力、そして富士見市の潜在能力を引き出すとしているが、どのようなことなのか伺います。  国際感覚にすぐれている星野市長だと思っておりましたが、グローバルな視点での施策がなかったように思いますが、その点についてお伺いいたします。  大きな2つ目、安心安全なまちづくりについて、(1)、台風9号被害での山室勝瀬地区の検証は。予想もしない被害に遭われた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。しっかりした検証、対策をしなければなりません。そこで、なぜここまで被害が拡大したのかの検証は所管課で行うと思いますが、被害が出てからの対応についての検証はどのようにするのか、ポンプ稼働状況など説明など、住民に対しての周知方法は適正だったのか、また地域の防災力を利用した対応などができなかったのか伺います。  想定外の雨ではありますが、砂川堀雨水幹線に関して、市と県の安全性の検証は今後どのように確認していくのか伺います。  (2)、誘導案内看板の設置状況は。地域の避難、防災訓練などでよく市民の方から言われることがあります。自分の避難場所がわからない市民の方もいると思われるが、何か方策はないのかと。以前、電柱に避難場所へ誘導する案内看板を企業誘致で作成するとの話もあったが、現在はどのような状況なのか伺います。  大きな3つ目、健康社会の向上について、今回は子供たちのことについて伺います。(1)、こども医療費現物支給の実態は。中学校までの医療費無料化は、子供たちの健康管理のためにも大変有効な施策であると考えます。一方、安易な受診や保護者の知らないうちに受診しているとも耳にします。医療費の現物支給は年々増加しているのか、窓口の支払いがないため、安易に受診をしてしまうことによって医療費が増加しているならば、適正な受診を促すような啓発をしているのか伺います。  (2)、医師会などとの連携は。窓口払いがないため、安易に受診してしまうことによっていたずらに医療費を増加させないようにするため、適正受診について医師会との話し合いなどは行っているのか伺います。  (3)、予防医療の充実は。適正受診とともに、予防医療の一つである子供への予防接種を徹底することにより医療費の抑制が図れると考えますが、現在公費助成のある予防接種の利用状況についてどのように把握しているのか、また公費助成のないロタウイルスワクチン等予防接種について、今後市独自の助成をしていく考えがないのか伺います。  大きな4つ目、市民総合体育館リニューアルについて、(1)、進捗状況は。平成29年4月のリニューアルオープンに向け工事が始まっていますが、工事の進捗状況について伺います。総括質疑でもお聞きしましたが、補正予算でのトレーニング機器の使用料などが計上されていますが、今後も整備の補正などの計上があるのかも伺います。  (2)、リニューアルオープニングイベントの考えは。市民総合体育館のオープンを多くの市民が待ち望んでいると思いますが、こけら落としのような規模の企画があるのか伺います。  以上で壇上からの質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) それでは、斉藤隆浩議員の一般質問にお答えをさせていただきます。  議員ご質問の1点目、「ふじみ☆ビジョン21+」について、(1)番、市役所元気宣言の具体策はについてお答えをいたします。私は、「市役所元気宣言、「創・改・感」創意工夫、改革改善、感性・感謝で元気な市役所に」、市民の皆様にお示しをいたしました。まず、創意工夫につきましては、財源創出についてなど、新たな価値を生み出すために自由な発想で議論する場づくりをしたいと思っております。多種多様な市民ニーズに応えていくためには、これまでにも増して職員の英知を結束して一丸となり、部局を超えた横のつながりを意識して創意工夫を凝らしていきたいと考えています。また、シティセールスについては、あらゆる手法で情報発信をするとともに、私みずからがトップセールスを市内外にしていきたいと思います。  次に、改革改善について、私が思うところ、行財政改革には終わりがありません。したがって、不断の努力で真摯に努めてまいります。行革といいますと、削減、廃止などがイメージされますが、今日の行革には稼ぐ力も時には大切であると認識しております。まずは、費用対効果を意識しながら、今年度から施行の第6次行財政改革行動計画を推進していきたいと考えております。  最後に、感性・感謝についてでございますが、私は、感性を磨き、時代の潮流を見きわめ、人の思いや考えをつかむ力を身につけていきたいと考えています。また、常に感謝の心を忘れず、市民の喜びをみずからの喜びとする思いで職務に当たっております。このことを職員にも共感させてまいります。市民の喜びが職員の喜びであり、職員の喜びが市民の喜びであるよう、市民協働でまちづくりを進めてまいります。  創意工夫、改革改善、感性・感謝の3つを効率的かつ効果的に進めていくために、若手職員、中堅職員を中心に研修の場、自己研さんの場や機会をこれまで以上に与え、質の高い職員を育成していきたいと考えております。  次に、(2)番、所信表明について幾つかご質問いただいておりますので、関連してございますので、一括してお答えをいたします。私は、「誰もが住みたい、住み続けたい、選ばれるまち富士見市」をつくりたいと考えております。もとより市長や職員が職責を果たすことは当然ですが、市民力、地域の力が必要であることも要素の一つとして認識しています。市民の方々の豊富な経験や英知、それらがまとまった地域の力はとても貴重な財産であります。さらに、富士見市の持っている利便性や立地優位性などを加えることで、誰もが住みたい、住み続けたい、選ばれるまちづくりにつながると考えております。そのようなまちづくりを進めていく上で、市民の安心安全は欠かせません。安心安全なまちづくりの拠点となる市役所のあり方を考えていくことは大切な一つではないかと考えております。  現在、この庁舎においても、耐震補強工事は終了しているものの、老朽化が進んでいるのも事実でございます。天災はいつ起こるかわかりません。安心安全なまちづくりにおいて、拠点である市役所のあり方について、その利便性や地域防災計画の位置づけも含めて議論をスタートさせたいと考えています。先ほどの吉田議員の発言と同じでございます。  いずれにいたしましても、私のこの4年間は第5次基本構想の後期であり、総合戦略後期基本計画の実行をしっかりと進めていく大切な4年間でございます。しっかりとさまざまな施策内容を見詰め、吟味し、次代につながる4年間にしていきたいと考えますので、議員各位におかれましてはご理解とご協力をお願い申し上げます。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) ご質問の大きな2番、安心安全なまちづくりの(1)、台風9号被害での山室勝瀬地区の検証はについて、地域防災組織など防災体制を担当する見地よりお答え申し上げます。  さきの議案説明会や先ほどの吉田議員のご質問でもお答えしたように、台風9号による所沢市等の記録的な雨量により、山室地域を流れる砂川堀、図川等が短時間で氾濫し、山室1丁目地域を中心に大きな浸水被害が発生しました。市といたしましても、22日始業時より、総務、総合政策、自治振興、まちづくり推進、建設の各部長等で構成されます富士見市災害対策本部総括担当を招集し、台風被害に備えたところでございます。  しかしながら、今回の市の対応につきましては、情報収集、情報発信、自主防災組織との連携など、改善すべき複数の課題があることも認識しているところでございます。今後は、水害発生時及び発生後の災害対策本部の対応の検証に加え、地震災害の想定を中心に構成されている現在の富士見市地域防災計画の見直しにも着手していきたいと考えています。その検討の中で、議員ご指摘の水害時の市の情報発信の手法や地域と行政との連携した対応のあり方など、今回の災害で表出しましたさまざまな課題についても改めて検証し、計画に反映していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) ご質問の大きな2番目(1)、台風9号被害での山室勝瀬地区の検証はの2点目につきまして、建設部にかかわる部分についてお答えいたします。  砂川堀雨水幹線は、川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町、富士見市の5市1町にまたがる広域的な雨水幹線であり、主として市街地における雨水を排除するもので、埼玉県荒川右岸下水道事務所が維持管理をしております。今回の台風9号は、この上流域に当たる所沢市において、1時間降水量で80ミリを超える猛烈な降雨となったことから急激な水位上昇が起こり、関連する市、町の道路冠水や護岸の崩落等、大きな被害を受けました。本市におきましても、砂川堀雨水幹線の越水により、住宅や公共施設などに被害が発生したところです。市は県に対し、被害状況を報告するとともに、今回の浸水被害の要因につきまして速やかに調査を行い、安全性の検証を要請してまいります。また、市といたしましては、県の検証につきまして、関係市町とも連携を図り、情報共有と意見交換を行い、県に対し必要と考えられる対策の早期実現に向け働きかけてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 続きまして、(2)、誘導案内板の設置状況はにつきましてお答えいたします。  本市におきましては、平成27年3月5日に避難場所誘導案内板つき電柱広告に関する協定を東京電力及びNTTの電柱広告の管理企業と締結しており、企業が電柱広告を掲示する際に、避難場所誘導案内つきの電柱広告を選択していただくよう進めているところでございます。現在、西みずほ台2丁目駅前ロータリー先、羽沢3丁目の鶴瀬小学校前、中央図書館脇の3カ所の設置にとどまっておりますので、今後におきましては、避難場所誘導案内つきの電柱広告のさらなる普及を目指し、市の商工会等を通じて周知活動を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 子ども未来部長事務代理。 ◎子ども未来部長事務代理(和田雅子) よろしくお願いいたします。  議員ご質問の3点目、健康社会の向上について2点ご質問いただいておりますので、順次お答えをいたします。初めに、(1)、こども医療費現物支給の実態はについてお答えいたします。こども医療費支給事業につきましては、平成24年10月から小中学生の現物給付を実施し、4年が経過するところでございます。受給資格証の登録人数は、この間1万4,500人前後でほぼ横ばいの状況でございますが、平成25年度、平成27年度の決算額の比較で申し上げますと約1,600万円ほど、率にして4%の増となっております。受診状況では、95%ほどが2市1町管内の現物による受診でございます。  こども医療費支給事業は、あくまでも保険診療の自己負担分を助成する制度でございます。乳幼児であれば2割、小中学生であれば3割の助成であり、保険者ではございませんので、レセプト等の詳細なデータがなく、医療費分析は困難な状況でございますが、増額となっているのは、年齢区分で申し上げますと小中学生部分でございますので、現物給付の影響が少なからず出ているものと考えております。  ご指摘の適正な受診を促すような啓発をしているのかについてでございますが、こども医療費受給資格証裏面の注意事項には、平成26年10月より、緊急の場合を除き、平日の診療時間内に受診するなど、医療機関への適正受診にご理解とご協力をお願いしますという一文を追加し、適正受診の啓発に努めているところでございます。  続きまして、(2)、医師会などとの連携はについてお答えいたします。医師会との関係で申し上げますと、これまで平成24年、現物給付化の際には2市1町共同で医師会への説明会を行い、事業へのご理解とご協力をお願いした経緯はございますが、その後は特に話し合い等はございませんでした。医師会との行政の窓口である健康福祉部では、定期的に医師会との協議の場が設けられておりますが、これまでにこども医療に関しましては特に協議事項としてはなかったということでございます。今後は、健康福祉部とも協議しながら、どのような連携を図ることができるのか検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) 続きまして、(3)、予防医療の充実について、定期予防接種の利用状況を中心にお答えを申し上げます。  予防接種法施行令に基づき、予防接種を行ったときは、予防接種に関する記録を作成し、かつこれを5年間保存するように定められております。本市におきましては、医療機関で接種した予防接種の予診票から、予防接種を受けた方の住所、氏名、生年月日、性別、実施年月日、予防接種の種類、医師の氏名、接種液の製造番号等と接種量について健康管理システムに登録をしております。この情報から、定期予防接種の接種率を把握したり、予防接種のスケジュールについての個別の相談、またワクチンによる被害等が出た場合には対象者を特定するなど、予防接種台帳として活用をしているところでございます。  次に、ロタウイルスワクチン等、予防接種助成についてのご質問についてお答え申し上げます。ロタウイルスワクチンにつきましては、平成25年10月から任意の予防接種が開始されております。厚生労働省では、任意の予防接種開始以来、ロタウイルス胃腸炎の発生動向、特に重症例を把握するため、定点把握対象疾患として監視をしているところでございます。これらの状況を踏まえまして、定期予防接種化が検討されるとのことでございますので、所管といたしましては、当面、この検討状況につきまして注視をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 教育部長事務代理。 ◎教育部長事務代理(木村久志) よろしくお願いいたします。斉藤議員ご質問の大きな4番、市民総合体育館リニューアルについてお答えいたします。  初めに、1点目の進捗状況でございますが、今のところ、平成29年5月ごろの再開を目指して、メーンアリーナ及びエントランスホールにかかわる災害復旧工事とサブアリーナ棟に係る大規模改造工事を進めております。現在、週1回のペースで工事に係る業者との打ち合わせを実施しておりますが、工事の進捗といたしましては、当初に提出を受けた工程表のとおりに進んでおり、順調な状況と認識しております。  次に、今議会に提案をさせていただきました整備費のほかに今後必要となる予算があるのかということでございますが、現時点におきまして、再開に向けて必要となる備品購入費などの整備費につきましては、今議会にて提案をさせていただいていると考えております。  続いて、2点目のリニューアルオープニングイベントの考えはについてお答えいたします。議員ご質問のオープニングイベントにつきましては、現在、開催時期や内容について検討中ではございますが、富士見市にゆかりのある関係者などに打診しているところでございます。また、このほかにも、富士見市発祥のスポーツであるバトテニス大会など、市民交流が図れる体験型のスポーツイベントを年間を通じて実施していけるよう検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(津波信子) 答弁を終わりました。  斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ご答弁ありがとうございます。それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず初めに、「ふじみ☆ビジョン21+」についてですが、ご答弁ありがとうございました。市長が今回いろいろ考えていたことができていると思うのですが、まず先ほどの創造のところで、部局間を超えたというところですけれども、どうしても市役所というのは、何となくイメージ的には、縦割り行政という言葉がよく使われると思うのですけれども、それをもうちょっと、どのような感じで変えていこうと思っているのでしょうか。もしよろしければお答え願いたいと思います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 再質問にお答えをいたしたいと思います。  部局をまたぐ問題、課題という、行政課題が多様化しております。こうした問題に速やかに応えられるよう、従来の縦型だけでは対応ができにくくなっていると感じています。ご指摘のとおりです。  そこで、私は、組織の中に横串を刺すという意味合いは、私は人材であるというふうに考えております。人、こうした横串を刺せる、または部局間を横断して調整ができる人材育成する、またそうした職をつくるというふうに考えております。この問題、課題につきましては、今後、4月1日以降、新たな年度において、人事異動等を加味しながら、こうした役職を持つ人材を配置していきたいと、このように考えています。詳細につきましては、まだこれから詰めが必要でございますので、またその時点でのご質問をいただければと考えております。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) 部局を超えた人事のことが4月にあるのかなと思って、職員はびっくりしたのかと思いますけれども。  それで、また、よく市長がみずからトップセールスという言葉を使うと思います。星野市長、すごいリーダーシップを持っていると思いますので、トップセールスができるのではないかと思うのですけれども、これから考える、1丁目1番地という言葉をよく使うと思うのですが、何かその中での、トップセールスで、これをやっていきたいなというトップセールスはあるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) トップセールスにつきましては、私みずからが行動するということでもございますが、私が各部局に対しましても指示を出したところであります。やはり、外へ出て富士見市のよさをしっかりとPRする、これは私の役目だろうと。これまでの私のネットワーク、県とのつながり、パイプもございます。上田知事を初めとする各部局長並びに県議会、またはこれまで青年会議所等で築いてまいりましたネットワークも全国にわたります。こうした中で、人と人とのつながりを大事にして、こうしたところから突破口を開いていきたいと考えております。  そして、2番目の1丁目1番地につきましては、けさ一番でご質問をいただきました「活気と賑わいでつくる富士見市」についてであります。こうした問題につきましては、我が市単独では解決のつかないところでございますので、もちろん県の力、または国の力も必要かと考えています。こうしたことにつきましては、場所をいとわず、私、どこへでも飛んでまいる覚悟ではありますし、冒頭申し上げましたとおり、ネットワークをフルに生かして富士見市をPRし、初心貫徹、思いを現実にしてまいりたいと考えております。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございます。  続きまして、行政改革という面で、先ほど、減らすことが行政改革だけでもなく、これからは稼ぐことも大切だということをおっしゃったと思うのですけれども、その稼ぐというのが、例えば今回、ららぽーとの誘致ができて財政が上がったとか、そういうことも考えられると思うのですけれども、そのような稼ぐ力という考え方なのでしょうか。ほかに何かあるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 私の考える行財政改革は、これまでの行財政改革は基礎基本としてしっかりと継続するということをお約束いたします。しかしながら、ここ数年の地方自治のあり方につきましては、コンパクトな市町村に、行財政改革をしっかりやる、平成の大合併もその大きな動きだったと考えております。そして、市町が一生懸命、絞り切った雑巾をさらに絞りながら、支出について、歳出についてしっかりと目を光らせてきた、こういう状況にあったと思います。  しかしながら、1億2,000万人の人口が徐々に漸減をするというトレンドの中で、各、全国の市町村が地方創生という考えの中で競争をする状況にあります。我が富士見市も、30キロ圏、埼玉県にとりましては、大変、東京に近い、利便性の高い、地理的優位性の高いところではございますけれども、これに甘んじてはいけない。したがって、私どもも地方の一つだ、私はそう認識しており、さらに稼ぐ力、冒頭申し上げた「活気と賑わいでつくる富士見市」を実施すること、働く場所や雇用をつくる、そして税財収を上げていくという仕事をやはりしていくということが必要だろうと考えています。  したがいまして、かかる経費につきましては、必要なものについてはしっかり支出をする。今までなかなか、年度末に近くなると予算が逼迫をするという状況が各部局にありました。しかしながら、目的達成のために必要なものはしっかりと支出をしていく、稼ぐ力に使う経費については、これはしっかりと担保するという考えも含んでおります。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) それでは、違う観点で、感謝というところでお伺いさせていただきますが、今回、市民の喜びは職員の喜び、職員の喜びは市民の喜び、あったと思うのですけれども。それで、今回、やはり私も大変、富士見市の職員の方はすごく優秀な方がそろっていると思っております。ただ、その方たちをどう生かすかというのがこれからの市長のすごくキーになるのではないかと思うのですけれども、その中で、研修の場、資質の高い職員をつくるというお話もありました。これから何か具体的に、このような職場を、研修の場をつくっていくとか、そういうお考えがあったらお聞きしたいのですが。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 職員の皆さん、560名の職員のトップリーダーたる私はこういう性格をしておりますので、私が市長になったからには、元気な市役所にしたいというのが今回の私の思いであります。したがいまして、特に若手の職員、中堅の職員の皆さんにつきましては、やはりこうした、現在ある研修等を大きく変えるということではありません。その中のプログラムの中に新たな視点や、またはモチベーションを高める研修など、こうしたものを散りばめてまいりたいと考えています。  もう一点、自由闊達な議論ができる職場にしたいということもございます。これにつきましては、やはりダイナミズム、力強さを持った市役所職員でありたいと、先ほどちょっと予算に触れましたが、こうしたことも今までのトレンドとは少し違うのかもしれません。しかしながら、金銭的に予算で支えるということはあるわけでありますので、職員にとりましてですよ、経費として歳出をしっかりと担保するということにつきましては今申し上げたとおりでありますが、私は、リーダーとして、560人の下支えをする一番の責任者でありますので、自由闊達な議論を担保しつつ、そうした政策の実施についても伸び伸びとしていただけるよう、もちろん私のビジョンも具現化していただくと、するということでありますけれども、その責任をとるのは私であると、この思いは560人の職員の皆さんにお伝えをしたいと、このように考えています。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) それでは、市役所元気宣言ということでございましたので、一言で言うと、元気な市役所というのはどんな市役所なのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 前の質問で答えてしまったのですが。  元気な市役所をつくるということは、元気な職員に頑張っていただく、今申し上げました、職場の環境、または自由闊達な議論ができる、または今までの予算にとらわれることなく、必要な研修や必要な視察、我々もそういうことが必要であります、市役所の職員も、こうしたものについてはしっかりと支えていきたい。そして、先ほど申し上げましたとおり、私はそれを支えるリーダーでありますので、自由闊達な議論、そして自由闊達に仕事ができる、そうした環境づくりに努めてまいりたいと思います。このことで、元気な市役所、元気な職員を育成してまいりたいと思います。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございました。  では、続きまして、所信表明についてお伺いいたします。まず初めに、安心安全な市役所のあり方というところでございます。これは先ほど吉田議員からもちょっとお話が出たような気もしましたが、私も大変、市役所に関しましては、防災拠点のかなめだと思っておりますし、重要だと思っております。ただ、耐震は終わったという話もありましたし、ただ、これから4年間に関しましては、今の考えもあると思いますが、いろいろなことを行うということでありますけれども、その中で具体的に、例えば市役所を建てかえてしまうとか、そのようなお考えもあるのでしょうか。
    ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 基本的に、先ほど吉田議員がご提言をいただいた部分でございます。現在の市役所でいいのかということ、今、場所という意味ではございません。このままでいいのかということについては、公共施設の一つとして、この市役所がこれから45年を迎えて50年までの間で、大きな災害や、または地震、こうしたものに耐え得るものなのかどうか、これにつきましては総合的にさらに調査が必要だというふうに考えています。  8月20日から今日まで台風の災害対応に追われてはまいりましたが、各部局、特に総合政策等と、この問題につきましても私の考えを会議の中で表明しております。そうした中で、市役所のあり方についてのまずは議論をスタートするについては、庁内でこの市役所を客観的に総合的に評価をして、これからも耐え得るものなのか、または不便がどこにあるのか、また今後かかる、これを維持するための経費等を考え、そうしたものを総合的に調査をして判断をしたい、そして一定の時期が参りましたら市民皆様との議論に付したいと、このように考えています。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございます。  それではもう一点、先ほど私の質問の中で、国際化、グローバルな視点というのが何となく抜けていたような気もいたしたのですけれども、そのようなイメージで、私は星野市長の世界的感覚というか、そういうのが好きなのですが、そういうことが何か今回なかったように思うのですけれども、そこら辺についてもう一度お伺いしたいのですが、よろしくお願いします。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 確かにそうでした。失礼をいたしました。  グローバルな視点というご質問でございます。何点かの見方があると思います。まず、文字どおりグローバルな視点という考え方に立ちますと、富士見市における国際化でありますとか国際交流でありますとか、こうしたものを積極的に捉えていくということであります。せんだっても国際友好協会の皆さんのイベントに参加をいたしました。市内にお住まいになる外国人の皆さんとの交流、またはサービスの提供をしっかりとお知らせするなどご努力、または市役所としても努力をしているということはご理解をいただきたいと思います。  もう一点、現在、有効姉妹都市ということで、セルビア・シャバツ市との姉妹都市を結んでおります。この課題につきましても、私は積極的に捉えるチャンネルだと考えております。特に青少年の皆さんと、または市内のアクティブシニアの皆さん等を通じてこうした交流を深めていくということ、またそれを市へフィードバックをし、市内にいる外国人の皆さんへさらにまたフィードバックを返すというようなことにもつながっていくのではないかと考えています。  3つ目の視点、グローバルという視点、国際化と捉えることと、先ほどの質問とリンクいたしますが、市の職員がグローバルな視点に立つと、これは国際という意味ではなくて、市民の皆さんと、協働のまちづくりをうたう富士見市としては、市民の皆さんとの交流、または私は武者修行と言っておきたいと思いますが、余り市民の皆さんと接する機会のない部署も、市民の皆さんと武者修行的に交わっていく、交流していく、こういうことも必要だろうと。  そしてもう一つは、これは人事になりますけれども、例えば埼玉県との交流人事など、こうしたことを通じて市職員の資質を高める、グローバルな視点、市の見方、県から見た市など、県の業務を通じてグローバルな視点、そういった意味のグローバルな視点を培っていただきたいと、こういうことも考えております。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございます。  先ほどシャバツという話も出ておりましたけれども、私は何となく、近隣の市町村が、このごろ姉妹都市を結ぶことは余り、少なくなってきているかと思うのですけれども、例えば、やはりどうしても、これから国際的な感覚を持つとすれば、今回、教育部局でもありました、英語の話とかがありましたけれども、そういう英語圏の方、またはこれからは中国語圏なのかもしれませんけれども、そういう方たちと何となくこういう交流を結べるような、そのようなお考えというのはございますでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) シャバツの皆さんとの交流は、これからも継続して、大使館を通じてとか、いろいろ手段はあろうかと思いますが、これは継続をもちろんさせていただきます。  ご指摘いただいた部分につきましては、私もそれは問題意識として持っております。先ほどのグローバルなというキーワードでまいりますと、子供たちの教育について、特に小学校から英語教育が始まりますので、こうした機会を我々が提供するという役目はあると考えています。したがいまして、早急に姉妹都市であるとか国際交流のプログラムをということではございませんが、私といたしましては、埼玉県の姉妹州、県等のチャンネルがございます。アメリカはオハイオ州、オーストラリアはクイーンズランド州、中国・山西省、それからドイツ・ブランデンブルク州ですか、この4つのチャンネルがございます。こうした中で、一つの機会を通じて大きく広げていくチャンスになればと、種になればと、このように考えています。  先日、市内の高校生が市長室を訪問していただきました。県立高校の学生で、埼玉県とナックファイブのプログラムでオーストラリアへスポーツ留学、これは短期ですけれども、県のチャンネルですので、クイーンズランド州へ訪れて、そこで現地の高校生や、または日本から行った10数名のメンバーとで交流をし、かつスポーツを通じて交流をする、ラグビーだとか、オーストラリアでそうした取り組みをしてきたという報告を頂戴いたしました。こうした形で事例が出ております。私としましては、研究、調査を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございました。  それでは、次のほうに移らせていただきます。安心安全なまちづくりのところについてお伺いいたします。今回は本当に大変な甚大な被害があったところで、私もびっくりしているのですが、先ほどこれからは地域防災計画の見直しも考えていくというお話もありました。今回、具体的に地域防災計画の見直し、これをどのような形で考えていくのでしょうか、お願いいたします。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) ご案内のとおり、現行の地域防災計画につきましては、どちらかというと、先ほども申し上げたとおり、地震災害を想定したものになってございます。ページ数でも、70ページ強が地震災害に対し、水害等その他の災害については20ページ強という、そういう分量の差でもおわかりかと思います。当然、過去の例からいいますと、地震災害というものが大きな災害になりますので、そのような結果になったということは当然のことだと思いますが、今回の台風9号の水害等の状況も加味しまして、来年度以降の中でもう少し水害対策のことも含めた見直しを考えていきたいというふうに予定しているところでございます。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) その中でもう一つ、自主防災組織というのがかなりあると思います。今回の災害においても、自主防災組織がうまく活動したというか、動いた地域もあると思いますし、または動かなかった地域もあると思うのですが、自主防災組織、私もこれから、誰もが何かあったときに市役所に行って、ああだこうだ、どうだこうだ、そんないろいろなことを言ってもしようがないという気もいたします。自主防災組織があれば、そこがきっとまとまって、このような問題があるという、市役所に言っていただければいいかなと思うのですが、その強化について、これから自主防災組織、これについてどのようなお考えがあるのか、もう一度お聞きしたいのですが。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 先ほど吉田議員のご答弁の際にも申し上げたとおり、自助、共助、特に共助の部分につきましては自主防災組織がかなめになるかと思います。今回の台風9号につきましても、ご質問の山室地域につきましては、自主防災組織の方々が、私どものほうで山室集会所に臨時の相談の活動をさせていただいた際にもご協力いただいたり、または発災後の消毒や清掃の際にもご協力をいただいた経緯がございますが、災害時の連携ということにつきましてはまだまだ課題があったと思いますので、さまざま防災訓練の中を通じまして、行政と自主防災組織の連携ということに力を置きまして見直しを図っていきたいと考えている次第でございます。  以上です。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) よろしくお願い申し上げます。  それでは、今回の被害で、先ほど、これは建設部のほうになると思うのですが、砂川堀雨水幹線、砂川堀が氾濫というか、ちょっといろんなことがあったと思うのですけれども、地域の方から、もう堤防が崩れてしまうのではないかとか、桜の木があって堤防がおっかないよという話をよく聞くのですけれども、そのような感じで、そういうことに対して県とお話し合いはしているのでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 堤防の関係につきましては、発災が22日、翌日に私のほうから県のほうに早急に現地確認と土のう等の対応をお願いしました。その後も、越水した部分の堤防が少し下がっておりますので、その堤防のかさ上げ等につきましても、今後5市1町で正式に文書をお出しして改善をしていただくということで考えております。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) それともう一点、砂川堀の第2雨水幹線、こちらもかなりあふれてしまったような気もいたすのですが、こちらは担当がふじみ野市でしたっけ、がたしか見ているような感じもいたしたのですけれども、その点、何かふじみ野市と一緒にやるとかいう、そういうお話はあるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 議員ご指摘のとおり、第2砂川堀があふれておったのも、今回の水害の一部、つながっていると思います。こちらにつきましては、ふじみ野市と富士見市、ふじみ野市が管理をしておりまして、富士見市が費用負担をしているということでございますので、今回の水害の被害を含めまして、ふじみ野市と至急協議をしてまいりたいと思っております。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) 今回、あるのは富士見市だけれども、管理がふじみ野市ということでありましたので、ぜひとも、ふじみ野市は、対岸の火事ということはないと思いますけれども、ふじみ野市が余り、積極的に来てやっていると思うのですけれども、その点、逆にふじみ野市はそういう状況を知っていたのでしょうか。あふれてしまって困っていたとか、そういう状況を。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 今回の状況はふじみ野市にも伝えました。ふじみ野市も上流で一部被害が出ているということも確認しておりますので、情報の共有は図っております。  以上です。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございました。  それでは、次の誘導看板の設置状況ということでお伺いいたします。先ほど聞いたところ、今現在3カ所があるということです。特に今回、水害になりますと、私の地域の方たちも、砂川堀があふれてしまったら勝瀬小学校の避難所に行けないというのがあります。その点で、そうすると、近くの小学校でもいいのですよなんて話をしていることはあったのですが、この設置看板、案内看板、これを早期にやる必要もあるのではないかと思うのですが。例えば今、ふじみ野市などでは単独で電柱のところに避難誘導の案内看板みたいのをつけていることもあると思うのですが、その点で富士見としては何かそういう検討とかはしないのでしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 案内看板の重要性は熟知しているところでございますが、こちらにつきましては、先ほどご答弁申し上げたとおり、平成27年3月から協定を結ばせていただきまして、企業の方々が防災に参加していただくという意味では重要な取り組みであるというふうに考えております。また、こちらの取り組みにつきましては、近隣では三芳町と川越市と私ども富士見市と、3市だけがやっているような協定でございまして、先ほどご答弁申し上げたとおり、もうしばらく、この件につきましては、商工会などを通じて、この案内看板については、現行の制度に基づきまして設置のほうを図っていきたいというのが私どもの考えでございます。  以上です。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) できれば有料というか、企業協賛での看板が大変重要だと思うのですが、先ほど聞いた3カ所というのはちょっと少ないような気がいたしますので、ぜひともその点は、市の財政等も使って、なるべく市民の方の安心安全のためには何か方策を考えていただければありがたいなと思っております。よろしくお願い申し上げます。  では、続きまして、大きな3つ目のほうの健康社会の向上についてお伺いさせていただきます。今回の医療費現物支給というのは、大変有効な手だてだと私は感じております。ただ、今回、何となく見ていると、先ほど言ったように、急病ではないときにかかっても全然問題は、いいと思うのですが、その点で、例えば適正な受診を促すために、先ほどカードの後ろに書いてあるというお話もありましたが、例えば病院の先生からお話を聞いたときには、そういう医療のための、初期、初めて病気をしたとき、熱が出たときにはどのような対処をしたらいいかという本とか冊子があるという話もしたのですけれども、そういうのを出生届けのときに配るとか、そういうお考えとかはないでしょうか。 ○議長(津波信子) 子ども未来部長事務代理。 ◎子ども未来部長事務代理(和田雅子) 啓発冊子の配布でございますけれども、現在、出生届け時には、赤ちゃん手帳、予防接種手帳とともに「子どもの救急ミニガイドブック」ですとか「予防接種と子どもの健康」という啓発冊子などが同封されております赤ちゃん書類保管袋というものを窓口で配布をしているところでございます。また、妊娠届けですとか母子健康手帳の交付の際にも、手帳の副読本のほかに予防接種ができる詳細な医療機関の一覧を掲載している子育てガイドブックがございますけれども、こちらのほうも含めまして、子育て全般の情報提供とともにこういった啓発にも努めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) 先ほどの話の中で、出産時や、または妊娠時にそういうのを配るということでありましたけれども、例えばそれを忘れてしまって、その間、間の定期健診とか、そういうところで、お子さんたちに何かそういう機会を利用して配布するとか、そういうものがあるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) もちろん、乳幼児健診等でそういったお話はさせていただいております。パンフレット等も配らせていただいておりますが、重要なのは、受け付けの際にどういう状況にお子さんがあるのかというのをお尋ねいたしまして、予防接種も含めて接種状況であるとか、あるいは乳幼児健診の受診回数であるとか、そういったところを確認させていただいて、お子さんの状況の把握に努めているところでございます。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございます。  それではもう一点、今回、(2)のほうで医師会との連携はということで、余りそういうことに関してはお話はないということでございます。ただ、今回、医師会だけではなく、接骨医師会や、または歯科医師会、いろんな現物支給をやっているところがあると思うのですけれども、そういうところと、一番初めのときには、平成24年の段階ではこういうことをやりますよというお話はしたという話があったのですけれども、ほかのところで何かそういうのは連携を図っているのか、またはこれから図ろうとしているのか、その点についてお伺いしたいのですが。 ○議長(津波信子) 子ども未来部長事務代理。 ◎子ども未来部長事務代理(和田雅子) 医師会との関係で申し上げますと、歯科医師会あるいは薬剤師会から事務手続上の質問等はお電話いただいたりで連携を図っているところではございますけれども、今議員がご案内があったような部分ですと、やはり特には今まで協議あるいは連携というところはございませんでしたので、医師会とあわせましてどのような連携ができるか、健康福祉部とも協議しながら図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) よろしくお願いいたします。  それでは、予防医療の充実ということでお伺いさせていただきます。先ほどの中では、いろんな、富士見市の中では結構、定期予防接種に関しましてはいろいろやっているということで、ありがとうございます。お医者さんとお話をする機会があったときに、本当に、予防接種をすることによって医療費の抑制がすごく図れるのだという話をすごく聞きました。今回補正予算が出ていますB型肝炎ワクチンについても、今回定期接種が始まるということでありましたし、その中で、私だけではなくて、ほかの方も通告をしていますので、余り質問しては失礼かと思いますが、助成の対象が今回は決まったということであります。先ほどロタワクチンのことについても、まだ、これから定期予防接種化があるので、注視していくということでありました。こういうことに関しまして、富士見市独自でかなりの、私も見たときに、市町村でも、B型肝炎ワクチンが始まる前から、行政によっては助成をしている行政も幾つかありましたし、そういうことに関しまして、今後富士見市は何か先だって考えていくとか、そういうお考えはないのでしょうか。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) 厚生労働省の方針といたしましては、今現実に予防接種のためのワクチンがある感染症については、できるだけ定期予防接種化していくというのを基本の方針にしているようでございますので、したがいまして、今ワクチンがある感染症については、市といたしましても、定期予防接種化に向けて国が検討しておりますので、その点を注視させていただくという考えでおります。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) それでは、まだ助成は決まっていないけれども、そういうすばらしい予防接種があるということで、それは市民、例えばロタワクチンですと、乳幼児、3カ月ぐらいの子でしたっけ、そのぐらいの子ですけれども、そういう情報提供はしているのでしょうか。 ○議長(津波信子) 健康福祉部長事務代理。 ◎健康福祉部長事務代理(久米原明彦) 特にこの問題について啓発と申しますか、そういったことは行っておりませんが、そういう事象があらわれたときにはホームページ等を利用して広報はさせていただいておりますが、何よりも重要なことは、ほかの、予防接種もそうですけれども、かかりつけの医師を持つことが何よりも大事かなと。ホームドクターというのでしょうか、お子さんに限らず、保護者の方も含めてホームドクターを決めて、そのホームドクターと定期的にお話をすることによってその後の方針を決めていくと。予防接種についても、特定の期間がありますので、その期間に受けなければならないということがございますので、そういった意味も含めて、お子さんの状況を日ごろからわかっていらっしゃるドクターに診ていただくというのが一番確実かなと思いますので、その点を今推奨申し上げている最中でございます。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) ありがとうございました。  それでは、最後に大きな4つ目、市民総合体育館のことについてお伺いさせていただきます。先ほどのお話の中で、週1回程度打ち合わせをして、状況どおり進んでいるということがございます。5月ということをお伺いしたのですが、この点で市民の方にはどのように、もうあと半年ぐらいでオープンになると思うのですけれども、市民の方は、いつからできるのだろうか、いつ大会ができるのだろうかという心配もあると思うのですけれども、その点、どういう周知の仕方をしているのでしょうか。 ○議長(津波信子) 教育部長事務代理。 ◎教育部長事務代理(木村久志) 今現在工事中でございますので、具体的に利用者の方々に周知をしているという行動はまだとってございません。そうはいっても、今議員ご指摘のとおり、仮に5月からオープンできるとした場合に、いわゆる予約的なものもございますので、これについては準備が整い次第、また準備の段階と同時に、並行して、なるべく早い時期に利用者の方に周知をしていくような形で考えたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 斉藤議員。 ◆2番(斉藤隆浩) イメージ的には何月ぐらいからになるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 教育部長事務代理。 ◎教育部長事務代理(木村久志) 現在各公共施設に入れております予約システム、これは市民総合体育館も含めて共通でつくっております。これらのものと、それから各施設のほうで、いわゆる事前にというか、登録または仮予約ができると、そういう時期に合わせてということになりますので、実際に今回、一つの例で申しますと、あくまでも今のところ予定ではございますが、メーンアリーナにつきましては、いわゆる工事前については3つの区分でしか利用できなくなっていました。今回については、その3つの区分のうち、1つの3分の1のところをさらに半分に切って、6分の1でも利用できるような検討も進めております。そのような利用の仕方等を考えますと、なるべく利用の仕方については、利用者の方に今度はこういうふうになりますという周知を図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(津波信子) 以上で斉藤隆浩議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午前11時45分) ○議長(津波信子) 再開いたします。                                      (午後 1時00分) ○議長(津波信子) 次に、質問順3番、関野兼太郎議員の質問を許します。  関野兼太郎議員。               〔12番 関野兼太郎登壇〕 ◆12番(関野兼太郎) 12番、関野です。皆さん、こんにちは。傍聴にお越しの皆様、本当にお忙しい中ありがとうございます。また、インターネット中継をごらんになっている皆様にも感謝申し上げます。ありがとうございます。津波議長よりお許しをいただきましたので、ただいまより私の市政一般質問を行わせていただきたいと思います。  大きな1番、市長の市政運営について、これについては市長からご答弁を求めます。(1)、「ふじみ☆ビジョン21+」の具現化についてでございます。市長は、富士見市のさらなる発展を目指し、有権者に21の約束をし、多くの支持を受けて当選されました。今後、それらに対して具体的なロードマップといいますか、アジェンダを示すことが求められるのではないでしょうか。そこで、その中から私なりにビビッときまして、4点ほど抽出してお伺いしたいと思います。  ①、水谷柳瀬川地区の土地利用の具現化についてお伺いいたします。これは、市役所周辺の開発とともにビジョンの冒頭に掲げられております。微妙な課題ではありますけれども、かつてはリブレーヌ都市整備事業の地域であった、この地域に教育機関の誘致とございました。現時点の状況をどのように把握して、今後どのように具体的に進めていくのかお伺いいたします。  ②、市内商業の活性化に向けた支援のあり方についてお伺いをいたします。強い個店づくりと商店会の組織力を高め、頑張る商店会を支援するとございます。現在も、第2次商業活性化ビジョンに基づきまして、産業振興課等が中心、また商工会もかかわりながら活性化への取り組みをしています。支援の具体的な手法をお伺いいたします。  ③、生活道路や通学路の整備を。通学路への防犯カメラの設置、これも安心安全の環境整備の一つとして意義あることと考えます。ここでは、きょうの質問では、道路の形状面の整備という視点からお伺いをいたします。誰にとっても安心安全な道路の実現、ユニバーサルデザインとして整備を考える必要があると思います。まずは車道と歩道を明確に分離していくこと、このことが基本と考えますが、お考えをお伺いいたします。  ④、アクティブシニアの社会参加の仕組みづくりはについてお伺いいたします。アクティブシニアの社会参加は、私も全く同感であります。かつて町会長をしているときにも、町会の皆様にも訴えさせていただいたことがあります。一例を挙げますと、まさに町会活動はアクティブシニアが中心的な活動を担っております。つまり、社会参加をその方々は既にしていらっしゃるわけであります。一方で、新たなアクティブシニアを受け入れる体制をつくり上げないと、今の活動は行き詰まってしまうという課題がございます。社会参加の入り口として、いわゆる地域デビューではありませんが、社会参加を促す仕組みづくりこそが必要でないかと私は考えます。その具体的な手法についてお伺いをいたします。  (2)番、所信表明についてお伺いいたします。市長は、今議会の冒頭に市政運営に対する所信を表明されました。これは、市長としての決意であり、基本的な理念であると思料いたします。  そこで、何点か伺います。まず、①として、増加している交流人口をまちづくりに生かすとございました。具体的な手法をお伺いいたします。  ②、これは斉藤議員の先ほどの再質問でもございましたが、庁内横断的取り組みの発言とともに縦割りに横串を入れたいというふうなお話がございました。その際の答弁では、職員のあり方、職務のあり方について触れられていました。もしできれば、ここでは、それらを具体的にどういうことをイメージされて職員の活用を考えていらっしゃるのか、その点についてご答弁いただけたらというふうに思います。  ③、前市長からの継承と進化との発言がございました。これについて具体的にお伺いできればと思います。  大きな2番、災害に備えるまちづくりについてお伺いいたします。9月1日は防災の日でした。これは私から申し上げるまでもなく、大正12年9月1日に発生した関東大震災にちなんでいる、それとともに、立春から210日、このころは強い風が吹く季節だというふうに言われております。台風などの災害の多い時期、こういったことにもちなんで9月1日が防災の日となっているわけでありますけれども、そんな中、今年も8月22日、台風9号、これにより市内に多くの被害が発生いたしました。今議会でも、多くの議員が一般質問に取り上げております。水谷東で先日、台風9号、そして10号に伴う地域課題についてというお話し合いもございました。これらを考えながら、避難勧告が発令された地元の議員として、この会議で話題になったことを踏まえて質問をさせていただきたいと思います。  (1)番、台風9号の対応についての検証は。当日は、午前中から日中の豪雨で、職員の方々も通常の勤務の傍ら、機動班として行動されていました。このことについては、大変なご苦労をされたことと思います。感謝を申し上げたいと思います。被害に遭われた方々にも、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。ここでは、被害の状況ということではなく、災害対策本部の設置から実際の災害への対応までという中でどういった課題を認識されたのかお伺いいたします。先ほどの斉藤議員への答弁と同じような内容になるかと思いますけれども、傍聴に見えている市民の方々もいらっしゃるので、改めてご答弁をいただきたいと思います。  (2)、災害時における情報提供の充実を。台風ばかりではありませんが、事前の被害への備えとともに、万が一のときの情報提供の徹底は減災の基本と言えます。ここでは、市内に大きな被害を与えた台風9号の際の住民への情報伝達、それはどういった手段で行われたのか伺いたいと思います。  (3)番、水害ハザードマップの見直しはでございます。今年の5月30日に、荒川水系荒川洪水浸水想定区域図、これが新たにされました。今年の8月30日も浸水想定が更新されております。富士見市の水害ハザードマップも更新すべきだというふうに思いますが、ご見解を伺います。  最後、3番、ともに支え合うまちづくりについてお伺いいたします。(1)、地域支え合い運動への市の支援をでございます。水谷東地域では、水谷東安心まちづくり協議会が中心となりまして、支え合い運動事業を実施しようと今計画をしております。高齢者と地域が共存していく上で意義ある事業でございます。現在も公民館の職員の応援をいただきながら着々と準備していただいているわけでありますけれども、市としてもこのような取り組みの必要性は認識しているというふうに思います。この点についてぜひ応援していただきたい、そういった意味で、今後どのような支援が市としては必要と考えるかお伺いをいたします。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。よろしくご答弁をお願いいたします。 ○議長(津波信子) 答弁をお願いします。  市長。 ◎市長(星野光弘) それでは、関野兼太郎議員の質問にお答えをさせていただきます。  大きな1番の(1)、「ふじみ☆ビジョン21+」の中で私の政策方針の一つとして挙げております①番、水谷柳瀬川地区の土地利用の具現化につきまして、現時点の状況と今後の進め方についてお答えをいたします。水谷柳瀬川地区の土地利用につきましては、地元地権者組織である水谷柳瀬川土地利用推進協議会の整備方針である段階的な整備、また市の上位計画にも位置づけられております教育機関や産業系を中心とした土地利用を基本的な整備方針とし、関係者の皆様と土地利用の検討を進めているところでございます。  議員のご質問の教育機関の誘致につきましては、にぎわいの創出による地域の発展と活性化や教育機関との連携による各種施策の推進により、市としても知名度の向上が期待できることから、事業実現に向け積極的に取り組んでまいりたいと考えており、既に担当課へその旨指示をしているところでございます。現状につきましては、具体的な事業展開まで至ってはいない状況ではございますが、本地区の関係者の皆様は、事業の推進に対し、強い意欲をお持ちであることも十分認識しているところでございます。今後につきましては、立地需要の把握や地区内の都市計画道路「富士見橋通線」の整備に向けた調査、検討を先行して行い、早期の事業実現に向け積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、質問の②、市内商業の活性化に向けた支援のあり方についてのご質問にお答えいたします。自然と調和した良好な住宅都市として発展してきた富士見市は、人口の増加とともに商業機能も充実してまいりました。しかしながら、社会経済情勢の変化等とともに、商店街では個店の廃業に伴う空き店舗の増加や買い物動向の変化により消費の市外流出が高まるなど、商業機能の魅力の低下が見られるようになってきました。このような状況の中で、平成27年4月にオープンをいたしました大型商業施設は富士見市に活気とにぎわいを与えましたが、この活気とにぎわいは富士見市の商業活性化のためには特に重要であると考えます。特に個店の魅力を高め、市内消費を高める取り組みが必要であるという観点から、現在、第2次商業活性化ビジョンに基づく一店逸品運動や空き店舗活用への補助など、強い個店を目指した取り組みを進めております。また、地域経済の振興、育成を図るための産業振興基金の設置の検討など、さらなる市内商業の活性化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、(1)番、「ふじみ☆ビジョン21+」の具現化についての③番、生活道路や通学路の整備につきまして、私に答弁を求められましたものにつきましてお答えをいたします。関野議員がご案内のように、誰もが安心して利用できる安全な生活道路や通学路の整備というものは、私といたしましても、市政運営の中でも大変重要な取り組みの一つであると考えております。その整備方法は、コンクリートの縁石やガードレールなどの構造物の設置により車道と歩道を分離するものや、グリーンベルトや区画線などにより分離する整備方法が一般的であります。さらに、警察との連携で事故多発路線などの検証をし、整備に取り組んでいきたいと思っております。道路は、市民生活の根幹をなすものであります。今後につきましても、市民の皆様や関係機関とも連携を図り、道路整備を通じた良好な生活環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、④番、アクティブシニアの社会参加の仕組みとはについてお答えをいたします。私の所信表明の中において、豊かな経験や知識を持ったシニア世代の社会参加を促進し、世代間交流、伝統文化や技能の継承など、そのスキルや経験を生かして、地域の活性化や誰もが互いに助け合う共助づくりを推進することを述べさせていただきました。現在地域の核となって活動していただいている方々は、団塊の世代を初めとするシニアの方々であるということは言うまでもありません。しかしながら、東京近郊のベッドタウンである本市には、会社などを定年退職された後、地域と距離を置き、過ごされている方がまだまだいらっしゃると思われます。そうした方々が例えば地元企業、商店や地域活動などにかかわることができるようになれば、それが結果的に地域の活性化や共助につながるものと考えます。市民人材バンク制度など、多くのシニアの方々が参加、活動されておりますが、さらに多岐にわたる分野に参加していただける仕組みづくりを今後研究してまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、現役時代にいろいろなノウハウを培い、定年を迎えた方ほど、確かな技能をお持ちになりながらも、地域にデビューするきっかけがわからないと言われております。地域の活性化はまちづくりの原点という考え方のもとに、アクティブシニアの活躍を期待するとともに必要な施策を展開していきたいと思います。  続きまして、市長の市政運営についての(2)番、所信表明についての①、交流人口をまちづくりに生かすとは具体的にどのようなことかについてお答えをいたします。昨年4月、市役所前の大型商業施設が開業し、あわせて民間バス路線が拡充され、本市を訪れる人、いわゆる交流人口が大幅に増加し、出かけていくまちから迎えるまちに変わってまいりました。私は、この機会を捉え、多くの方々に富士見市を知っていただくこと、本市の魅力などを発信することで活気と賑わいのあるまちづくりに生かしていきたいと考えております。  本市には、水と緑に恵まれた自然、水子貝塚公園や難波田城公園などの史跡、シンボル的な文化施設、新鮮な野菜や特別栽培米などの地場産品といった多くの資源があります。こうした地域資源を活用し、地域の活性化と地域経済の振興につなげるとともに、本市の地理的な優位性やコンパクトなまちづくり、子育て環境の充実など、本市の暮らしやすさなどをPRし、定住人口を増加させ、定住するまち、選ばれるまち富士見市をつくっていきたいと考えております。  同じく、市長の市政運営についての(2)、所信表明についての②、前市長の施策を継承し、さらに進化させるとは具体的にどのようなことかについてお答えをいたします。前市長におかれましては、「子育てするなら富士見市で」をモットーに、子育て支援策を初めとするさまざまな施策を展開し、成果を上げてこられました。ある意味、いろいろな夢がかなったわけであります。  私は、「ふじみ☆ビジョン21+」で皆様にお示ししたように、今度はその夢を形にするときだと明言いたしました。夢を形にするためには、夢を進化させる必要があると思います。例えば就学前児童の子育て、義務教育児童生徒の子育て、青少年の子育てと、子供が成長していくように施策も進化させていかなくてはなりません。そのために、継承した夢に新たな施策をプラスしたり、掛け合わせたりしながら進化させ、形にしていきたいと思います。  また、まちづくりには稼ぐ力も必要だと考えています。昨年、大型商業施設が開業し、稼ぐ力のエンジンとなりました。大きく飛躍するためには、両翼にエンジンが欲しいと考えています。富士見市の持つポテンシャルを最大限生かし、教育機関や企業などを誘致してさらなる進化をしていきたいと考えております。  次に、③、部局の縦割り組織にしっかりと横串を入れる仕組みを創造するについての答弁でございます。近年、社会状況の変化や市民要望の多様化など、市を取り巻く環境の変化や先ほど答弁申し上げた地域の活性化やまちづくりは、部局縦割りでの対応には限界があり、政策の推進や人材育成の観点からもその方策を考えなければならないと感じています。特に新たな課題などへの対応時では、政策の立案、事業推進に至るまで、従来の組織を超えた連携に加え、専門的や総合的な判断を行う人材を横の軸に加えることでより幅広い視点での検討や、それぞれが補完し合い、役割も明確になり、政策内容の充実、人材の育成、情報共有、連携もよりスムーズになると考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 議員ご質問の大きな2番、災害に備えるまちづくりについて3点のご質問をいただいておりますので、順次お答え申し上げます。  (1)、台風9号の対応についての検証はについて、災害対策本部の設置から実際の災害の対応までどのようなことをし、どういう課題を認識しているのかとのご質問にご答弁申し上げます。まず、災害対策本部の設置から実際の災害の対応でございますが、午前中にもご答弁申し上げたとおり、8月22日朝方からの台風9号の接近を受け、富士見市災害対策本部設置前の初動態勢を確立するため、午前8時45分に総括担当を招集し、情報班、機動班の待機配備を実施いたしました。記録的な時間降雨量の経過により、市民の方々から多くのお問い合わせやご要望が担当課に寄せられたため、午前11時30分には情報班、機動班を招集し、電話受け付けや土のうの運搬、排水ポンプの設置などの減災対応に当たりました。1時間後の午後零時30分には、砂川堀の越水、それに伴う山室地域での浸水被害の発生を確認したため、市長の指示により、富士見市災害対策本部の設置とあわせて第1回災害対策本部会議を開催し、機動班を派遣する中で、情報収集や発信のほか、多様な減災の対応に努めた次第でございます。その後、上流部の記録的な降雨量に伴い、柳瀬川の高橋付近の越水、氾濫の緊急の度合いが増したことや志木市の状況等を勘案いたしまして、午後2時15分に水谷東2丁目、3丁目にお住まいの方々を対象にした避難勧告を発令するとともに周知や指示をさせていただきました。同時に、ご高齢の方や子供たちを初めとする避難者の受け入れ態勢を整えたところでございます。雨が小康状態となり、水位の低下を見たため、午後8時に避難勧告を解除いたしました。また、市民の方々からのご要請等も一段落いたしました午後9時に全ての避難者の方が帰宅したことを確認し、発災日の対応を終了いたしました。  23日以降につきましては、主に被災者の方々の支援活動に従事いたしました。特に被害の大きかった山室地域に対しては、早朝より行いました被害状況調査を初め粗大ごみの処理や清掃、消毒活動、町会や自主防災会の方々と協働した相談活動も実施させていただきました。また、罹災証明書の発行や災害見舞金の支給、税の減免などの被災者支援制度等の周知につきましては、現在においても継続させていただいているところでございます。  次に、どういう課題を認識しているのかとのご質問でございますが、今回の災害については、災害対策本部設置までの事前準備、中小河川や排水路等の上流自治体の気象情報や水位等の情報収集、避難情報を初めとする情報発信、洪水危険地域における避難所設置の問題など、本市の固有の水害に対する多様な課題を認識することになりました。先ほどもご答弁申し上げましたが、現在の富士見市地域防災計画が、水害に比較し、地震災害の想定を中心に構成されたものであることも改めて確認した次第です。昨今の気象状況などを見ますと、今回のような災害が再び発生する可能性も高いことから、情報収集や発信の手法など早急に対応すべき課題については改善に向けて努めていきたいと考えております。あわせて、今回の災害対応に関する抜本的な検証を行い、今後予定しております富士見市地域防災計画の見直しの際に生かしてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。  続きまして、(2)、災害時における情報提供の充実をとのご質問にお答えいたします。台風9号の災害情報伝達の手段に関してのご質問とのことでございますが、水谷東地域の方々に発令いたしました避難勧告や避難所開設の情報伝達手段については、防災行政無線による放送、広報車による放送巡回、ホームページ、ツイッター、フェイスブックに加え、埼玉県災害オペレーション支援システムを通じたLアラートへの情報を提供し、テレビメディア等を通じた情報発信を行わせていただきました。また、被災者支援制度等の周知につきましては、ホームページによる情報発信や広報「ふじみ」にあわせて町会のご協力を賜り、全戸回覧を実施させていただきたく予定をさせていただいているところでございます。  次に、(3)、水害ハザードマップの見直しはとのご質問にお答えいたします。議員ご案内のとおり、平成27年に水防法が一部改正されたことにより、洪水にかかわる浸水想定区域を想定し得る最大規模の洪水にかかわる区域に拡充することになったことから、国土交通省荒川上流河川事務所より新たな荒川の浸水想定区域図が示されたところでございます。現行の水害ハザードマップにつきましては、平成21年度に作成し、浸水想定区域に含まれる地域への配布や防災に関する出前講座等の機会に配布させていただくなど、浸水想定区域の周知とともに市民の防災意識高揚のため活用してまいりました。水害ハザードマップの更新につきましては、新たな浸水想定区域が示されたことでもございますので、これを反映したものとするため、来年度を目途に更新の計画を考えておりますので、よろしくご理解くださいますようお願いいたします。  続きまして、ご質問の大きな3番、ともに支え合うまちづくりの(1)、地域支え合い運動への市の支援をについてご答弁申し上げます。地域支え合い事業は、高齢者及び身体的援助の必要な方住みなれた地域の中で安心して生活ができるよう、地域住民相互の協力により支え合う事業として、水谷東安心まちづくり協議会が主体となり進められております。現在は来年1月からの事業実施に向け準備をされている段階とのことでございますが、水谷東安心まちづくり協議会としても初めての取り組みであるとともに、大変重要な取り組みとされているということは伺っております。今後の事業の成功に当たっては、困難な場面もあるかと思いますので、市といたしましては、まちづくり協議会の主体性は当然大切にしながら、事業の実施に向けて教育委員会とも連携をさせていただきまして、側面からの援助を継続させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) ご答弁ありがとうございました。再質問させていただきたいと思います。  大きな1番の(1)の①、水谷柳瀬川地区の関係でございますけれども、これはやはり、地域の住民の方、地権者の方々がそれなりに、方向性についてはほぼ一致しているのかなというふうに思うわけです。こういったときにおいては、やはり市長がトップセールスとして行動していく必要がある、そのように思うのですが、市長の決意といいますか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 再質問にお答えをいたします。  水谷柳瀬川地域につきましては、私どものダイヤモンドだと、このように思っておりまして、磨きをかけてしっかりと具現化するということをお約束して選挙を戦ってまいりました。状況につきましても、担当部から報告を受け、かつまた私自身も地権者の皆さんとの接点を持っております。地権者の皆さんの前に向けたいという強い思いもしっかりと受けとめてございます。私といたしましては、時間のかかる仕事だとの認識もぜひご共有をいただきたいと思いますが、可能な限りスピード感を持って対応してまいりたいと思います。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 私も1回目の質問のときに、微妙な課題であるということで承知しております。  市長は既に具体的に、余り具体的になってしまうと質問できないので、訪問したり等はしているのでしょうか、相手先。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) まだそうした状況には至っておりません。担当部の仕事の範囲内だという理解をいたしております。しかしながら、まだ就任して1カ月少しでございます。現在のところは、今申し上げたような状況というご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 私は、機会があれば行くことも必要なのかなというふうに思います。  先ほどご答弁の中で都計道のお話も出ました。これはある意味、前から私は、議員にならせていただいたときからお話をしていまして、この都計道をつくるということは、私たち水谷東を抜けていく通過車両の減少にもつながるわけであります。先ほど具体的な、まだ調査の、要するに計画を立てている段階だということでありますけれども、この都計道の実現を私は急ぐことが、ある意味、一つの形をつくっていく、当然、一緒にやったほうが効率的かもしれませんけれども、それについてご答弁を願えたらと思います。 ○議長(津波信子) まちづくり推進部長事務代理。 ◎まちづくり推進部長事務代理(細田幸雄) 都市計画道路についてご質問いただきましたので、お答えいたします。  こちらの富士見橋通線につきましては、以前、ずっと事業に合わせた形で調査、検討をしていくということでお答えしておりましたが、市長就任に伴いまして、ぜひ都計道を先に、先行して進めろという指示も今いただいているところでございます。そういった意味で、調査、測量等を先行して、すぐにということではないのですが、先行して進めていくと、来年になると思いますが、いくということでお答えさせていただきます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 具体的な時期を言っていただきながら進めていくということですので、しっかりと承りたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  ②でございます。先ほど市内商業の活性化についてご答弁をいただく中で、産業振興基金という、今までなかった言葉をご答弁いただきました。これについて具体的に、もし、どういった形でこれを運用していかれようとしているのか、ご答弁いただけたらと思います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 産業振興基金につきましてご質問いただきました。  この産業振興基金につきましては、関野議員ご指摘いただいたとおり、私は市長就任前に、産業振興基本条例ですか、この条例の策定に立ち会ってございます。このときの議論の中で、やはり大型の商業施設が来た後、市内の商業者の皆さんの状況を考えると、機動的に、または厚く支援をする方策が要るということを訴えてまいりました。そうした議論の中で、産業振興基金という形で、金額とかはまだ何もありませんので、いわゆる基金として、しっかりとした、産業者、小規模事業者、中小企業の皆さん、商店街の皆さんに、いざ、さまざまな商業振興、または商売の向上に向けた取り組みについてのプランがあれば、これを既存の、今ある補助金とはまた別、またはそれに付加をさせていただいて厚く手当ができる基金にしたいと、このように当時考えておりました。しかしながら、条例策定の中では、この部分については現実化しなかったわけでございます。しかしながら、私は、そのときの経験と議論の内容を踏まえ、今回の選挙戦で産業振興基金を何としても設置をし、産業者、農業者も含めます、農業者、商業者、工業者を含めて支援をしたいという考えであります。また、制度等についてはまだまだこれからの議論でございますので、ご容赦いただきたいと思います。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 商業、大型店舗の進出とともに、いわゆる中小商店が苦しい思いをしているという中で、そういった新たな基金のお考えを示していただいて、その点については本当にありがたく思いますし、ぜひ具体的に進んでいただきたい、そのように思いますし、それについては我々も支援をさせていただきたい、そういうふうに考えております。  そんな中で、幾つか再質問しようと思っているのですけれども、そういった既存の商店とともに、一方で創業支援といいますか、富士見市商工会と連携をしながら、今、特にこれは産業競争力強化法ですか、これに基づきまして創業支援ということを取り組んでいらっしゃいます。この中に具体的に、創業支援者数が94件、創業者数12件ということで具体的な目標が掲げられております。これについて、現在の進捗状況、わかりましたらご答弁願いたいと思います。 ○議長(津波信子) まちづくり推進部長事務代理。 ◎まちづくり推進部長事務代理(細田幸雄) お答えとちょっと違ってしまうかもしれませんが、平成27年度に国から認定を受けた富士見市創業支援事業計画、こちらに基づきまして現在行っておる事業が、相談窓口の設置あるいは空き店舗を活用した創業に対する補助ということを現在行っております。またさらには、今後、創業支援セミナー、こういったものの開催をしていく予定になっております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 先ほどの、今思い出して、しまったと思ったのですけれども、これからか。自治体によっては、そういった創業者を育てていくインキュベーションセンター、そういったものを創設して創業者を育てている、先ほど相談窓口とか、そういった、あと空き店舗の利用というお話がございましたけれども、一方でそういうインキュベーションセンターみたいな、専門的にそういったものを受け入れるといいますか、つくり出していく、そういったもののお考えについてお伺いできればと思います。 ○議長(津波信子) まちづくり推進部長事務代理。 ◎まちづくり推進部長事務代理(細田幸雄) ちょっと聞きなれない言葉ですが、言いにくいのですが、インキュベーションセンターでございますが、こちらについては、現在近隣市では、埼玉県を初めさいたま市、志木市、狭山市等、こちらの運営主体につきましては、それぞれ、企業であったり、商工会であったり、いろいろな形で、行政もございますが、そういったところで運営主体は異なっております。そういったところが、起業家の育成や新しいビジネスを支援するということでこういった施設を設置しております。当市といたしましては、まだ、新しい施設でございますので、こういったことに関しましては、今後研究を重ねまして、近隣市等の状況を勘案しながら検討を進めていければと考えております。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) たしか卵をふ化するという、インキュベーションというのはそういった意味だと思います。そういう取り組みをしている自治体もあるということでご理解していただきたいと思います。  ③の道路の関係でありますけれども、ちょっと具体的に、例えば今整備がされております、大排水のボックスカルバートを埋めた後の歩道の整備とか、課題であります榎町からの通学路の整備とか、そういった、またスクールゾーンの明確化をすることによって車両進入を防ぐとか、そういった具体的な対策が挙げられるというふうに思いますが、これについて建設部長のほうからご答弁いただけたらと思います。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 今3点ほどご質問いただきましたので、答弁をさせていただきます。  まず、大排水の歩道整備をということでご質問いただきました。こちらにつきましては、一般的には縁石とかガードパイプ、ガードレール等で整備を進めているところですけれども、こちらにつきましては、今年度約110メートルの歩道整備を予定している部分となりますので、設計において、工法、仕様につきまして十分検討して工事のほうを進めさせていただきたいということで考えております。  それから、榎町からの通学路についてでございますが、これは以前にもご質問いただいたり、地域のご要望もいただいております。こちらにつきましては、通学路の周囲が農地になっておりまして、照明器具による農作物への影響、いわゆる光の害、光害が懸念されることから、現段階においては防犯灯などの照明設備の設置は難しいものと考えてございます。なお、本地域につきましては、水谷柳瀬のまちづくりが検討されておりますことから、それらとの連携を図りながら今後取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。  3点目、スクールゾーンの車両進入等についてでございますが、こちらにつきましては、自転車、歩行者専用の規制がされている主な箇所について、交通指導員等によりバリケードを設置し、車両進入対策を講じております。また、幹線道路の裏道として通過車両の多い区間もあり、規制時間帯の進入車両の多い箇所には自転車を除く車両の進入を規制する標識や路面標示のほか、注意喚起看板を設置しております。今後におきましても、警察との連携により交通ルール遵守の啓発に努めるほか、交通違反者への取り締まりを警察のほうへ要請するなど、スクールゾーンの進入車両への対応を図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) これは前、特に榎町からの通学路については具体的にお話しさせていただいたことがあります。確かに、でも冷静に考えると、光が必要な冬の時期はもう稲作が終わっていると、そして稲作のころは夕方まで明るいから、子供たちの通学にとっては多少安全であると、そういうことから私は可能ではないかというふうに考えておりますけれども、今後検討していただきたいと思います。  アクティブシニアにつきましては、ぜひとも埋もれている人材を具体的に呼び出すような施策をとっていただきたいと思います。  時間が限られておりますので、前に進みたいというふうに思います。先ほど所信表明の中で交流人口を生かすというお話、これはそのとおりだと思うのですけれども、いろんなポテンシャルがあるということで。ただ、それを、あることを、では具体的に、例えば示していかないとなかなか、ただ来て、富士見市に買い物に来て、通り過ぎただけでもなかなかわかりにくいというふうに思うのです。そのポテンシャルをどうPRしていくかということがとても大事だというふうに思うのですけれども、ご答弁をお願いいたします。
    ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 交流人口をどのように前に向けていくかというご質問でございます。  何といっても、大型商業施設へご来場されるお買い物のお客様、車、電車、バス、また徒歩ということでございますが、この数字につきましては大変大きなものがございます。現在、これは私のまだ市長になる前の経験でお話をさせていただきますが、商工会並びに商店街連合会の若手の皆さんがにぎわいプロジェクトというプロジェクトをつくりまして、私が当時商店街連合会の会長として起こさせていただきました。こうした若手の商業者の皆さんが、ららぽーとへ来られるお客様を何としても外へ、またはららぽーとの、我々が中でイベントを開いて、富士見市のPRやそれぞれの個店のサービスや商品をPRする、または農業製品、農産物をPRする、こうした動きをとろうと。農業につきましては、8月にも梨を販売するというイベントが大型商業施設の中でございました。これにも私は販売に途中から行きまして、完売をさせましたが、こうした連携をさせる動きというのをこれよりも密にさせていただきたい、また大型商業施設の事業者も我々の商工会や商店街連合会の皆さんとのコラボレーションには大変前向きでございます。こうしたよい関係をこれからも継続し、さらに進化させて、来場される多くのお買い物の皆さんに富士見市のよさ、または商店、産物を知っていただく努力を両者でやってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 10月22日に行われるふるさと祭り、これもまさに大型商業施設に来た人たちを富士見市に向けるいいチャンスだというふうに思っているのです。私たちもその中の実行委員の一人としてしっかり頑張りますけれども、行政と連携を組みながら、大型商業施設に来たお客様を少しでもふるさと祭りに誘引したいというふうに思います。そういった機会も、富士見市をPRする機会かなというふうに思っております。  大きな2番でございます。先ほど(1)番について、時系列でその当時の状態をお示しいただきました。先ほど吉田議員の中の質問にもございましたけれども、まさにタイムラインの原形かというふうに思うのですけれども、先ほど荒川水系のタイムラインはできているというふうなお話をされましたが、それは富士見市が具体的にその中に、系列の中に入っているという意味でしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 荒川水系につきましては、国の指導がございまして、チェックリストというものがございまして、そちらのほうを今作成させていただいて出させていただいているという状況でございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 荒川下流水域のタイムラインというものは、今施策としてできていて、具体的に今使い始めたというお話を伺っています。その中の資料を見ますと、自治体の中に富士見市はまだ入っていないという感じなのです。ですから、私は、富士見市、今たしかタイムラインについては県内42自治体でできているというふうなお話が資料ではございました。三重県の紀宝町ですか、そこが最初につくったことだそうですけれども、これについて富士見市の今の取り組みはどのような状態、先ほど柳瀬川、新河岸川についてはこれからつくるというお話がありましたが、とても大事なことだと思うので、改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 今議員がおっしゃる42市町の中には当市も入っているかと思います。ただ、タイムラインという具体的な、市ごとに、自治体ごとにつくる、さいたま市などはもうそういったものをつくっているのですが、戸田市とか、そこに合わせては、ちょっと私どものほうではまだチェックを、こういう段階ではこういうチェックをしようというチェックリストというものを提出させていただいているというので、その42の仲間に入っているという、そういう考え方でございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) このタイムラインというのは、チェックリストもそうかもしれませんけれども、大事なことは、台風が発生したと、そこから始まるのです。そして、先ほど部長がおっしゃっていた情報収集、当然、当時の、例えば国土交通省の川の防災情報とかを見ますと雨量もわかるのです。そうすると、所沢市で相当降っているとか、そういった情報収集を時系列でしていくことによって、当然、下流域の我々がどういう状態になるということがわかるわけです。ですから、そういうことを考えたときに、やはり富士見市としてもそういった、台風発生からのタイムラインというものを構築していく必要があると思うのです。ご見解をお伺いいたします。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 先ほど答弁でも申し上げたとおり、今、国の指針などではこういった、国の管理河川ではなくて、県の管理河川等にもタイムラインをつくるべきだというような指針も期待されているところでございますので、当市でも、先ほどご答弁申し上げたとおり、特に、荒川水系はもちろん大切なのですが、柳瀬川、新河岸水系の水災害というのは最も市民生活に直結する問題でございますので、その辺につきましては検討していきたいというふうな考えでおります。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 先ほど来部長が答弁されているように、地域防災計画において、実は水害が半ば忘れられていたというふうな状況であったのも本当に事実だと思うのです。ですから、そういったことをもう一回見直していただいて、もちろん我々も行政にばかり任せるわけではありませんけれども、そういったことを考えていかなくてはいけないなというふうに思うのですけれども。  ちょっと具体的な話で恐縮ですけれども、今後、今防災、例えば災害時にいろいろなところに情報が、組織ができます。ICSという現場指揮システム、インシデント・コマンド・システムというのがあるそうで、これは埼玉新聞に載っていたのです。こういったものを組み立てることによって、要するに災害時に誰が何をすべきか、どうしたらいいのかということを明確に系統立てて決めておく、そういったことのICSの確立というものが今求められているようなことを新聞で読みました。富士見市におけるこういった取り組みというのはいかがなのでしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) ちょっと勉強不足で、今のICSについてはちょっと、初めて伺ったところでございます。  ただ、先ほども申し上げたとおり、地域防災計画については、今議員ご案内のとおり、水災害に対しては1ページしか、正直言って書かれているところはないという状況でございますので、そういったものを見直す際にも、水災害の独特に持つ、時間的な推移、または予備ができるという、この条件が水災害の、逆に言うと私どもは減災に取り組める条件だと思いますので、その辺は今の議員のご提案なんかも含めて、どういう減災対策や防災対策ができるかということは研究もしていきたいし、検討もしていきたいと思っているところでございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) それでは、ぜひよろしくお願いしますということを申し上げて、次に情報提供に関して再質問させていただきます。  先ほど、行政無線とかSNSとかLアラートも使っておるのです。私、ちょっとあれでしたけれども、そういった形で。そんな中で、ある特定の会社ではエリアメールと言っているのですけれども、これはいろんな通信業者が行っております。これは、「ふくそう」といいまして、集中的に、要するにアクセスが多くなって使えなくなるということがなくて、「ふくそう」を受けにくい方法として利用されているということで、実は水谷東の避難勧告のときに、隣の自治体からはエリアメールが入ったのです。富士見市においては、それについては対応しなかったということでよろしいのでしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 本市におきましては、大手携帯電話会社3社のエリアメールが平成24年から配信可能となっており、その有効性は本当に十分認識しているところでございますけれども、大変至らないところで申しわけないと思ってございますが、今ご指摘のとおり、今回はちょっと活用には至らなかったという現状でございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 志木市から来て、何でこっちには来ないのと我々は実際現場で聞かれたので、利用できるものはぜひとも、ですから、そういった災害のタイムラインをつくっておくことによってそれぞれの役割分担ができてくるのではないかというふうに思うのです。ぜひ。  そういう中で、もう一方、防災行政無線から情報が発せられますと、防災に関しては、ホームページの下の防災行政無線というところをクリックすると、どんな内容の放送だかが出るのです。今回、それは対応されたのでしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 今回、そのページがあることは、掲載するページがあることは事実でございますけれども、今回、台風9号の対応状況に関するページを新たに作成したということで、情報の一元化を図る中で、そのページに全てのことを載せたということでございまして、今議員のご指摘になったページの掲載というのは実施してございませんでした。今後、今現在、デジタル放送に防災行政無線を変えている工事もさせていただいていますので、その辺の制度とあわせて検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) デジタル化の工事というふうに今言っていただきましたけれども、現実は災害はいつ起こるかわからないわけでありますので、とても私は、そこのページを見ればいいということなのだけれども、今何を言っていたのだろうという、市民の方は思ったり、もちろん、全ての方がそれを見る、ホームページにアクセスできるかどうかというのはまた別の課題がありますけれども、私はやはり、そこを見て、今何を、どんな放送をされたのだろうと、すぐアクセスしたのですけれども、何も書いていないということで、とても、ちょっと情報の徹底に不安を感じました。  例えば今後、消防の電話サービス、ご存じですか。サイレンが鳴って消防車が出動したときに、そこに電話すると、今何で出動しているかと聞くことができるのです。例えば防災無線を、特に災害に関する防災無線を発したときに、例えば富士見市でそういう電話番号を設置しておいて、そこに電話をかければ、今何をしゃべったとか、そういうふうなことを私はやってもいいのではないかと思うのですけれども、お考えはいかがでしょうか。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 電話回線を使った手法も検討の材料の一つだと考えています。また、今、ケーブルテレビなんかを使いますと、例えば防災行政無線の個人向けのスピーカーというか、そういったものをやって、所沢市などは防災情報サービスというような、そんな施策などもやられているところもございますので、さまざまな手法は、デジタルデバイスの方はいらっしゃいますので、そういった方に対する対策を検討していきたいと思っているところでございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 私はケーブルテレビを見ていないので、残念ながら、今度考えなくてはいけないのですけれども。先ほどのはテレホンサービスというのを、言葉が出てこなかった、テレホンサービス、そういうことであります。  ちょっとまた情報伝達のお話になるのですけれども、水谷東で、保育所とか、そういった人たちとの話し合いの中で、情報が来なかったと、放送していたのだけれども、何だかわからなかったということで、ほかの方から知らされて、避難勧告が出たのだよというふうな話を聞きました。具体的に、例えば私立、公立を問わず、保育所、幼稚園、学校は夏休み、もちろん保育所も夏休みってないですよね。幼稚園は夏休みだったのですけれども、そういったときに、直接、やはりそういった子供たちの施設には連絡すべきだというふうに考えるわけですけれども、それは今回の台風9号のときはどうなされたのでしょうか。 ○議長(津波信子) 子ども未来部長事務代理。 ◎子ども未来部長事務代理(和田雅子) 子ども未来部の所管で申し上げますと、今回の避難勧告が出ました後で、災害対策本部からその情報を得た段階で、第二保育所、それから水谷東放課後児童クラブにつきましては指定管理者を通して情報伝達をしたところでございます。また、私立幼稚園につきましては夏休みの期間中であったということで、園に直接情報提供はしておりませんでしたけれども、一時預かりのお子さんとかがいる可能性もございますので、配慮すべきであったというふうに考えております。今後につきましては、災害時の情報伝達は確実に行ってまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 教育部長。 ◎教育部長(山口武士) ただいまの質問について、学校の関係について私のほうからお答えさせていただきます。  市の避難勧告が出ると同時に水谷小学校に避難所開設の指示が出ましたので、災害対策本部と連携して、水谷東小学校、水谷中学校、水谷小学校へは個別に連絡をとらせていただいて、迅速に対応させていただいたところでございます。ちなみに、台風への対応といたしましては、学校教育課が窓口になりますが、校長会とも連携しながら、その次の台風10号についても、休校の判断、それから連絡ということで進めているところでございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) 子ども未来部長には、ご丁寧に答弁いただいてありがとうございます。実際、幼稚園のほうでは預かり保育をしていまして、ちょっと、あれっというふうなお話を伺いました。これからもそういったときにはぜひよろしく、漏れることなく連絡していただきたいというふうに思います。  最後に、例えば、簡単にご答弁していただきたいのですけれども、水谷東小学校が、万が一のときに、水害のときでも、3階、4階を避難所として使うことは可能でしょうか。実は会議で出たもので、話題が。 ○議長(津波信子) 自治振興部長事務代理。 ◎自治振興部長事務代理(市川信男) 避難所は、ここに逃げて、そのときの災害の状況によって逃げる場所というのは決めるのが原則でございますので、そのときの水害の状況によっては、水谷東小学校の避難所としての活用も可能ではないかというふうに担当としては考えているところでございます。 ○議長(津波信子) 関野議員。 ◆12番(関野兼太郎) やはり、今そういったお話をして、学校の、教育委員会の方も聞いていらっしゃいます。やはり、私たちは本当に危機感を共有したいのです。水谷東地域というのは、大変、雨なんかが降ると必ず、皆さん、何ともないと思っていても、みんな危機感を持って川を見に行きます。そういった危機感を共有しながら、ぜひとも安心なまちづくりをつくっていきたいというふうに思います。支え合いもよろしくお願いしたい、私の質問を終わります。  以上です。 ○議長(津波信子) 以上で関野兼太郎議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午後 2時01分) ○議長(津波信子) 再開いたします。                                      (午後 2時15分) ○議長(津波信子) 次に、質問順4番、田中栄志議員の質問を許します。  田中栄志議員。               〔1番 田中栄志登壇〕 ◆1番(田中栄志) 1番、田中です。皆様、こんにちは。ただいま津波議長の許可をいただきまして、これより私の一般質問を始めます。本日も、傍聴にお越しいただいた皆様、そしてまたインターネット中継をごらんの皆様、ありがとうございます。  9月の定例会では、7月執行の選挙を経まして、星野光弘市長、上杉考哉、加賀奈々恵の両議員が新たに議場に加わりました。昨年3月の毎日新聞の記事では、逗子市議会が47.44歳で、全国一平均年齢の低い議会でした。議会にお二人が加わったことにより、富士見市議会の平均年齢は48.2歳になり、1年経過しておりますので、逗子市を抜いて全国一平均年齢の低い議会になったのではないかと認識しております。私も元気いっぱいに質問に臨みますので、どうぞよろしくお願いいたします。  では、質問に移ります。今回は、大きく3点について伺います。いつもご協力をいただいておりますが、星野市長初め執行部の皆様におかれましては、わかりやすく簡潔な答弁をお願いいたします。  大きな1番、市長の政策方針について。さきの選挙を経て、星野光弘市長が誕生しました。市長は、「今、夢をかたちにする時」、富士見プライドとして「ふじみ☆ビジョン21+」をご自身の政策として掲げられました。この中には、市長としての思いが詰まっていると認識しています。この思いがどのように政策に反映されるのかは大きな意味を持ちます。  そこで、(1)、「ふじみ☆ビジョン21+」について、①、「活気と賑わいでつくる富士見市」について。政策方針の1点目、「活気と賑わいでつくる富士見市」に掲げられている8つの施策の優先順位と実施に向けたスケジュールについて伺います。  ②、「スクスク子育てと確かな教育は富士見市で」について。政策方針の2点目、「スクスク子育てと確かな教育は富士見市で」に掲げられている8つの施策の優先順位と実施に向けたスケジュールについて伺います。  ③、「共に支えあい、元気でイキイキ。ズ~っと富士見市で」について。政策方針の3点目、「共に支えあい、元気でイキイキ。ズ~っと富士見市で」に掲げられている5つの施策の優先順位と実施に向けたスケジュールについて伺います。  ④、「+」プラスについて。市役所元気宣言に掲げられている、創(創意工夫)、改(改革改善)、感(感性・感謝)の優先順位と実施に向けたスケジュールについて伺います。  (2)、所信表明について、①、市のリーダーとして、第5次基本構想に掲げる「ひととまちがキラリとかがやく市民文化交流都市」の実現を目指し、市の未来を市民とともに笑顔で一緒につくっていくとの発言がありました。第5次基本構想後期基本計画にどのように反映させていくのか伺います。  また、富士見市の未来を笑顔で一緒につくるために市民に求めることを伺います。  ②、富士見市キラリと輝く創生総合戦略の人口ビジョンにおいて中長期的に人口減少を想定しており、市政運営への影響が懸念されるとの発言がありました。夢と希望のあるまちにしていくために、市長が掲げる各政策を本計画にどのような形で関連づけ、実施に向けて取り組んでいくのか伺います。  大きな2番目、平成29年度予算編成方針について。例年10月下旬には次年度予算編成の方針が示され、基本方針や編成上の留意点、収支見通しなどが示されると認識しています。昨年度決算、本年度の執行状況等、さまざまなことを考慮し、編成方針が通知されると思います。星野光弘市長のもとでの初予算になりますので、(1)、基本方針及び留意点について、(2)、市長の政策方針は平成29年度予算にどのように反映するのかについてそれぞれ伺います。  大きな3番、旧暫定逆線引き地区(諏訪地区、水子地区)市街化区域編入後の状況と課題について。平成22年11月に決定した都市計画の見直しに伴い、旧暫定逆線引き地区(諏訪地区、水子地区)が市街化調整区域から市街化区域に編入されました。5年以上が経過し、急激な税負担の軽減措置も終了したと認識しています。今後のまちづくりも踏まえ、伺います。  (1)、固定資産税等の税制面での影響は。当該地区の特定市街化区域農地については、市街化区域編入の翌年度から課税の適正化措置がとられ、段階的に税額が増加していると思います。税制面での影響があったのか、この期間内の土地の譲渡など、土地利用の動きを把握しているのか伺います。  (2)、土地利用についての影響は。①、当該地区の市街化区域編入後の平成23年から平成27年までの農地転用の届け出件数と面積を伺います。  ②、当該地区の市街化区域編入後の平成23年から平成27年までの地区計画の届け出件数と面積を伺います。  (3)、今後の具体策は。今後、当該地区においては、土地所有者のさまざまな事情により、土地の維持管理が難しい状況に置かれることが想定されます。土地所有者の土地の維持管理、また土地活用しやすい環境づくりに向け、どのような対策を講じていくのか伺います。  以上で壇上からの質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 田中議員のご質問にお答えをいたします。  1点目、市長の政策方針についての(1)、「ふじみ☆ビジョン21+」について、①から④までの質問をいただいておりますので、順次お答えをいたします。  私は、「誰もが住みたい、住み続けたい、選ばれるまち富士見市」をつくるために、3つの施策方針と市役所元気宣言から成る「ふじみ☆ビジョン21+」をお示しさせていただきました。4年間で実現していくためには、ある程度優先順位をつけていかなければならないと認識しています。すぐやるもの、2年から3年で実施するもの、4年間をかけて実施するものと、おおむねこのように考えております。その中でも、私は、教育機関や企業等の誘致、都市計画道路や幹線道路の整備を積極的に行いたいと考えています。しかし、これらの成果を形にするには、丁寧かつ真摯に取り組まなければならないため、時間が必要です。議員ご承知のとおり、すぐに取り組む施策でありながら、成果があらわれるのはしばらく先になりますので、あらかじめご了承願いたいと存じます。  それでは、現時点で私が考えている優先的に取り組んでいく施策を政策方針別に申し上げます。政策方針1、「活気と賑わいでつくる富士見市」においては、市内商業の活性化、農業者や小規模事業者などへの支援、市の魅力発信などを行っていきます。  政策方針2、「スクスク子育てと確かな教育は富士見市で」においては、子育て支援、教育環境の充実、生活道路や通学路など安心安全な環境整備を行っていきます。  政策方針3、「共に支えあい、元気でイキイキ。ズ~っと富士見市で」においては、健康マイレージ制度、地域経済の活性化、予防医療の充実、アクティブシニアの社会参加促進、安心安全な新しい市役所のあり方の議論を行ってまいります。  市役所元気宣言においては、すぐにでも実施していきたいと考えています。そのほかの施策についても、中期基本計画総合戦略や実施計画などに合わせて適宜実施してまいりたいと考えていますので、ご理解を賜りますようお願いを申し上げます。  次に、質問の1の市長の政策方針についての(2)、所信表明について、①、所信表明を第5次基本構想後期基本計画にどのように反映させていくのか、また富士見市の未来を笑顔で一緒につくるために市民に求めることについてお答えをいたします。私は、「誰もが住みたい、住み続けたい、選ばれるまち富士見市」をつくるために、3つの政策方針と市役所元気宣言から成る「ふじみ☆ビジョン21+」を市民の皆様にお示しをしております。重複しております、済みません。市では、昨年度から後期基本計画の策定に取りかかり、審議会や庁内検討委員会で検討を行い、現在その策定作業を進めています。こうした中、私は、さきの部局長会議や部課長会議などを通じて、「ふじみ☆ビジョン21+」に込めた私の思いを伝え、事業反映に努力してほしい旨の説明を行い、そして先日、担当部署に改めて後期基本計画への反映を指示したところであります。  次に、市民に求めることでございますが、私はこれまで関係する方々とともに考えることを一つの基本に活動してまいりました。これは、市民参加協働の理念につながるものでございますが、本市では、市民参加協働のまちづくりを基調とし、市民の知恵と力を生かした豊かな自治の推進を目的とした富士見市自治基本条例を制定しております。この条例の理念に基づき、地域のかかわり、多くの方々とのかかわり、それぞれの立場での役割を担っていただきたいと思っていますが、あわせて市民の方々には、これまで以上にまちに関心や愛着を持っていただくこと、さまざまな機会への参加を通した交流や相互理解を深め、まちづくりをともに考え、笑顔あふれるまちづくりにつながるよう一緒に考えていきたいと考えております。  次に、②の創生総合戦略との関係についてでございますが、市の総合戦略は平成27年度から平成31年度までの5年間を計画期間とし、第5次基本構想、中期基本計画を踏まえ、中長期的な視点で人口減少克服と本市の魅力向上につながる施策等をまとめたもので、現在策定中の後期基本計画に適切に反映するとしています。このため、総合戦略の見直しを行うことは方針として持っておりませんが、私の「ふじみ☆ビジョン21+」とともに後期基本計画に反映し、さまざまな事業を実施計画に位置づけながら取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、ご質問の大きな2点目、平成29年度の予算編成方針についてお答えいたします。予算編成方針につきましては、現在作成中でありますことから、議員ご質問の(1)、基本方針及び留意点につきましては、現時点での基本的な考え方をご答弁申し上げます。まず1つ目として、第5次基本構想の将来都市像である「ひととまちがキラリとかがやく市民文化交流都市」の実現に向け、これまで本市が積極的に進めてきた都市基盤整備を初め、子育て支援や高齢者支援などの取り組みを充実、発展させてまいりたいと考えております。  2つ目として、私が掲げております「ふじみ☆ビジョン21+」を可能な限り平成29年度予算に反映させ、誰もが住みたい、住み続けたい、選ばれるまちを目指すとともに、市民の負託に応えた予算編成となるよう努力をしてまいりたいと考えております。  3つ目として、職員とともに考え、新たな価値を生み出すため、固定概念にとらわれず、自由な発想で創意工夫した予算を編成してまいりたいと考えております。  次に、(2)、市長の政策方針は平成29年度予算にどのように反映するかでございますが、「ふじみ☆ビジョン21+」に基づく取り組みにつきましては、第5次基本構想後期基本計画に反映し、予算化を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(津波信子) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(松田豊) それでは、議員ご質問の大きな3番、旧暫定逆線引き地区(諏訪地区、水子地区)市街化区域編入後の状況と課題についての(1)、固定資産税等の税制面での影響はについてお答え申し上げます。  諏訪、水子地区につきましては、市街化区域編入に伴い、平成23年度より新たに都市計画税の課税、また農地については市街化区域農地としての課税を行い、平成24年度にはその他の地目の見直しを行っております。また、特定市街化区域農地については、急激な税額の上昇を抑えるため、課税標準額を段階的に引き上げ、議員ご案内のとおり、5年間で本来の課税額となる経過措置を行っております。  なお、ご質問の土地利用の動きの把握についてでございますが、固定資産税の課税情報では特定の地域の土地の利用状況等の資料は作成しておらず、諏訪、水子地区に限定した税制面での土地利用の動きについては把握が困難でありますことから、ご理解を賜りたいと存じます。  なお、参考までに、諏訪、水子地区の新規の家屋評価件数を申し上げますと、平成23年度から平成27年度までの合計件数で約480件、年度別で申し上げますと、平成23年度が約60件、平成24年度約70件、平成25年度約170件、平成26年度約120件、平成27年度約60件となっております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(嶋田幹雄) ご質問の3番の(2)、土地利用についての影響はの1点目、当該地区の市街化区域編入後の農地転用の件数と面積につきまして事務局より答弁申し上げます。  諏訪地区、水子地区について、それぞれ平成23年より順次申し上げます。初めに、諏訪地区でございますが、平成23年、1件、370平米、平成24年、2件、1,249平米、平成25年、1件、781平米、平成26年、ゼロ、平成27年、1件、704平米、5年間の合計にしまして、5件、3,104平米で、これは当該地区の市街化区域編入時の農地面積の約10%が転用されている状況でございます。  続きまして、水子地区でございますが、平成23年、39件、1万8,148平米、平成24年、17件、1万3,765平米、平成25年、26件、1万3,745平米、平成26年、18件、6,321平米、平成27年、13件、7,810平米、5年間の合計、113件、5万9,791平米で、これは当該地区の市街化区域の編入時の農地面積の約16%が転用されている状況でございます。 ○議長(津波信子) まちづくり推進部長事務代理。 ◎まちづくり推進部長事務代理(細田幸雄) よろしくお願いいたします。  続きまして、ご質問の大きな3番の(2)、土地利用についての影響はの2点目、地区計画の届け出件数と面積について、諏訪地区、水子地区を合わせてお答えいたします。  諏訪、水子地区の地区計画は、両地区とも平成22年11月19日に定められましたが、平成23年の届け出件数と面積につきましては、約80件、1万7,000平米、平成24年につきましては約90件、1万9,000平米、平成25年につきましては約150件、2万5,000平米、平成26年につきましては約80件、1万7,000平米、平成27年につきましては約80件、1万6,000平米でございます。  次に、(3)、今後の具体策はについてお答えいたします。議員ご案内の2地区につきましては、平成22年11月に住居系主体のまちづくりを進める地区として市街化区域に編入され、地権者や民間事業者のご理解とご協力により、個々の開発行為に合わせた道路整備、また良好な街並みの形成のための建築物の規制、誘導を行っているところでございます。しかしながら、長年市街化調整区域であったことから、道路、下水道施設などの公共施設が未整備な地域もあり、また大半の農地は生産緑地地区であることから、指定解除による個別開発では行きどまり道路の開発が行われるなど、地区計画による運用のみでは地域のまちづくりに課題があることも認識しているところでございます。  市では、生産緑地地区を含めた小規模な区域において、生産緑地の再配置による農地の維持・管理及び有効な土地利用が図れる事業手法といたしまして小規模土地区画整理事業を推奨しており、これまで水子地区の貝塚東、谷ツ合の2地区で施行された事業に対し、事業補助金などの支援を行い、良好な街並みの形成に努めております。市といたしましては、今後も地区計画の適正な運用とともに、地権者の皆様の意向を確認しながら小規模土地区画整理事業の誘導、また道路、下水道などの公共施設の整備について、所管課と事業間の連携を図りながら地域のまちづくりを推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ご答弁ありがとうございます。数字がいっぱいだったので、メモするのでなかなか大変だったのですけれども。  まず初めに、市長の「ふじみ☆ビジョン21+」というところから再質問させていただきたいと思いますが、まず政策方針1の部分ですけれども、その前に、すぐやるところ、それから2ないし3年のところ、それから4年間でやるところというところで、そういう枠組みで、ただ、誘致、それから教育、都計道に関しては、当然、すぐに取り組んでもなかなか成果が見えない部分があるということは理解させていただきました。  そうした中で、政策方針1につきましては、例えば市内商業の活性化ですとか農業者、小規模事業者、中小企業への支援、また市の魅力の発信といったようなものが優先度が高い部分ということでお聞きいたしました。これは、本日の吉田議員、斉藤議員、関野議員へのご答弁をお聞きしていても、そのようなことなのだろうなというのは認識をいたしました。  そうした中で、答弁として若干重なる部分もあるかと思いますけれども、その点はご理解いただければありがたいのですけれども、まず市内商業の活性化のためにすぐに取り組むこととしては、市長の中ではどのようなことがまずございますでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 市内商業者の振興政策につきましては、既に産業振興課が行っている事業等につきましては、私も先ほどの答弁で申し上げましたとおり、商工会役員、商店街連合会長を務めておりましたので、よく理解をし、かつ現在進行しておるにぎわいづくりプロジェクト、または一店逸品運動など、継続をして、長いスパンで現在も、もう10年以上経過している、一店逸品運動などは10年以上経過しております。こうした中で、これに参加する事業者の皆さんも増えてまいりまして、成果が期待できるところでありますし、何よりも、経営者が自分たちの仕事をもう一度見直して、しっかりと新たな戦略を立てるというような内容になっておりますので、私は、継続をして行うこと、これを変わらず市として支援をするということがまず一番だと考えております。  それから、先ほども産業振興基金についてご答弁をいたしました。この基金につきましては、何といっても、先ほど申し上げましたとおり、商売でありますので、頑張る農業者、頑張る商業者の皆さんがご提案をいただいたもの、これを補助金なりこの基金から支援をするというスタンスをとりたいと考えています。これにつきましては、基金でありますので、予算措置が要りますが、私としては早い時期にこの基金につきましては成就させたいと考えております。  3点目、既存に商工会等が行っております事業がございます。経営革新事業とか、これは県の事業の一端でありますが、こうしたものを富士見市の産業振興課、そしていつも連携を密にとっております商工会との連携、こうした形で支援をしっかりと行うということをお約束しているところであります。  なお、もう一つ触れなければならないのは商店街だと思っています。商店街の数、いわゆる構成する商店の皆さんの数が減っております。しかしながら、一方で地域を担う商店街としての役割もある、また鶴瀬駅の東西口においては、新たな祭りを創造するということで、よさこい祭りでありますとか夢灯り大市という、これまで面で取り組むことが少なかった商店街のお祭りも、面として複数の商店街で対応して、実行委員会をつくって頑張れるところが出てきております。こうしたことも一つのあらわれでもありますし、継続して支援すること、強い個店、そして組織力の強い商店街をつくってまいりたいと思っております。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。やはり、継続して長いスパンでというのは非常に大切なことなのだなというのが今改めて感じる部分であります。  そうした意味では、農業者に関しましては、継続して長いスパンというような観点からはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 富士見市の農業の現状につきましては、大変厳しい部分があろうというふうに考えております。まずは、後継者の皆さんが継続して農業を行っていきたいという気持ちが薄れていらっしゃる部分があるというふうに感じております。一方で、農業を主としての取り組みで、かなりの所得を上げていらっしゃる農家もいるという事実があります。こうしたバランスが2極になっているという状況はしっかりと捉まえないといけないと考えています。一方で、しっかり農業を頑張りたいという農業者の皆さんにはやはり手厚く支援をしていく必要があります。  もう一つは、南畑地域の、私は田園賑わいゾーンというふうな名称にしてございますが、こうした広域にわたる地域の魅力というものが南畑の地域に点在をしております。これを1つにまとめて、または一つの発信として、パッケージとして、南畑は農業を中心とした地域として大変楽しいものがありますよ、そういうことで、農業者の皆さんのご商売に通じるところ、梨やまたはイチゴでありますとか特産の名品がございます。こうしたものをしっかりとPRすることや、また来街者、先ほどの交流人口を増やすという意味では、富士見市にご興味を持っていただく一つの材料になろうかと考えていますので、こうしたことも農業振興の一助または柱としていきたいと考えています。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。ここでもやはり、当然ではありますけれども、連携といった部分が非常に重要なのかなというふうに思います。  そうした中で、市内の商業、それから農業、それから工業、6次産業化というような言葉で一くくりにくくってしまうのがいいのかどうかはあれですけれども、そういった部分も踏まえまして、やはり市の魅力を発信していくというのは非常に大切なことだというふうに私は認識しております。  先ほど来市長は、外へ出て富士見市をPRする、あるいはご自身の今までのネットワークをフルに活用する、こうした施策をしていきたい、しなければならないというふうに私は感じました。そうした中で、例えばですけれども、マスコミ対策、これは私は非常に重要な部分かなと思っておるのですが、ネットワークをフルに生かすということも踏まえまして、記者会見などマスコミ対応に関して、現時点で市長が何か新たなというか、ご自身の方針としてお考えのことがあれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 先ほどのご答弁では、市長としてトップセールスをという質問でございましたので、私の考えるところでお話をいたしました。  今の質問につきましては、市としてというふうに捉えたいと思います。特にマスコミ対応、対策ということであります。私は、大いに利活用すべきだと考えています。やはり、私どもの秘書広報課の役割は、その点、大きい責任があろうかと思っています。特にマスコミ、いわゆる記者クラブでありますとか、こうした皆さん方に定期的にやはり情報を我々が発信する、それを記事として扱うかどうかはご判断がありますので、わかりませんが、しかし、一番身近で、地道に記者クラブへ我々富士見市のPRの記事を、または写真をつけて、積極的にこれを記者クラブ等へ流すなど、地道な努力も要ると思います。  それから、やはり何といってもメディア、特に本地域、J:COM、ケーブルテレビまたはテレビ埼玉など、映像による情報伝達につきましても地域のメディアが取材等をいただいております。こうしたものについても、やはり我々のほうから投げかけないと取材をしていただけない、数ある市町の中で、この梨、またはこのイチゴでありますとか、この商店主とか、こうしたものにしっかりとやはり、これは商工会のお力も入れて、先ほど、連携を密にしている商工会等も含めて、こうした発信を地道に継続的にやる必要があると思います。  またもう一つは、総合的な情報発信というのが要るのだと考えています。ホームページ、先ほどの取材や記者クラブへ流す方法など地道なものもありますけれども、市として総合的に、市民の皆さんへ、市外の皆さんへ、交流人口、市外からおいでになる皆さんへ流す方法というものをしっかりと検証したい、研究したいと考えています。  以上です。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) わかりました。済みません、私の聞き方が、市長に対するところと、それから市に対するところで若干わかりづらかった点がありまして、その点は申しわけありませんでした。  やはり、総合的な情報発信というのは非常に重要だなというのは私も認識するところでありますので、ぜひそうした点、大いに利活用する部分で、連携も含めまして、総合的な情報発信をぜひこの4年間で前へ前へ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、続きまして、政策方針の2のほうに移らせていただきます。こちらのほうでは、子育て支援、それから教育、そして生活道路を含めた通学路というようなところが優先的な課題なのかなというふうなご答弁だったかというふうに思います。そうした中で、これも若干かぶるところがあって大変恐縮ではございますけれども、今までの前市長の「子育てするなら富士見市で」というようなお考えがあったかと思います。そこをこれからどのようにより推し進めていく、発展、継承していくのかというところで、もう少し詳しくお伺いさせていただければありがたいと思いますよろしくお願いいたします。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 政策方針2についてご質問いただきました。  前市長の力点に置かれた部分というところは、保育所の整備、待機児童をなくしていく、ここに力点があったというふうに理解しておりますし、その成果を上げてきております。私は、それ以前、いわゆる妊娠、出産、そして保育所、幼稚園、これは従来どおりですが、妊娠から出産、そして幼稚園、保育園を経て小学校、中学校という、年齢でいきますと、ゼロ歳から中学3年生、15歳までの間につきましては、富士見市の責任として、子育てについて、これをさらに進化させる、拡充をするという考えからカバーをしていきたいと考えています。まずは、妊娠、出産につきましては、その前にご結婚ということもあるわけですが、婚活ということもあるわけですけれども、特には結婚された後の、この間につきましてもやはり不安を抱えていらっしゃる妊婦、または出産直後、育児に悩む、または孤立化をするというようなことが多いというふうに聞いております。若いお母さん方を支援する、これはやはり我々行政の役目としてこれから重要な部分だろうと、いわゆる総合戦略についても、この部分についての力点というのは置いてあるわけでありますので、しっかりと充実をさせてまいります。  それから、小学校、中学校へ通う義務教育についてでありますが、これにつきましては、何度とも申し上げさせていただいております学力のアップ、これは一つ象徴的に申し上げておりますが、こうした取り組みをすること、この裏側に多くの、やはり学校の先生方のご努力、それから市長部局との連携、さらには新しい学校を、新しいといいますか、学校の中へ新しい、大人の目というふうに私は呼びたいと思うのですが、これは支援員でありますとか、さまざまな支援員がいらっしゃいますので、学校の先生ではなくて、そうした方々もしっかりと配置をさせていくこと、本来の支援の仕事をまずは主にしていただくこと、それ以外にも学校にいるということで子供たちに目を配っていただくこと、大人の目が増えたということになれば、子供たちの指導や子供たちを見守るということについては大変重層的に、厚くなると、このように思っておりますので、こうした支援者の配置などを積極的に行ってまいりたいと思います。そうした、まずは学力ということについて、学力偏重主義をもう一度繰り返すのかということではありません。私は、富士見市で生まれ育ち、この学校で、小中学校を経て社会へ出ていく子供たち、富士見市の子供たちを責任を持って教育をしたいという思いであります。その中で取り組む学力の向上につきましては、県学力調査テスト等の県教育委員会との連携を持ちながらこれに当たっていきたいと思います。これが、ゼロ歳から私が申し上げる16歳、中学校卒業までの、富士見市の責任として子育てをしていきたいという考えでございます。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。  今、子育てというところでお尋ねした中で、ゼロ歳から15歳ということで、教育の部分もご答弁いただいたというふうな理解をいたしました。私にとっては、婚活という、ちょっとなかなか痛い部分もあったのですけれども、その辺も、富士見市民としての責任をしっかり私も果たしていかなければいけないのかなというのは改めて肝に銘じます。  通学路に関してなのですけれども、生活道路や通学路というのは、なかなかこれは、例えば道を広げるとか改良するとなると、地権者の方々の部分もありまして、難しい部分も出てくるのかなというふうに感じているところがあります。そうした中で、生活道路や通学路に関して力点を置くという中には、当然、改良というようなことも入ってきているのかなという認識ですけれども、そのあたり、市長としてはどのような形で生活道路や通学路をよりよくしていこうというふうに思っているのかお伺いいたします。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 生活道路、通学道路につきましては、市PTA連合会の皆さん、まだ私、就任してから直接的な交流はございませんが、何人もの役員の方を存じ上げる中では、やはり道路の問題につきましては、子供たちを通わせる親にとっては重要な課題、また子供たちにとっても危険を及ぼす箇所を洗い直すということは必要だと考えておりましたので、ビジョンに入れさせていただきました。  方法論といたしましては、議員ご指摘のとおり、拡幅等につきましては、やはり地権者のご協力をいただくということについては時間がかかろうと思っています。基本的には、そうしたハードを充実させるということは、その延長線上には考えてございますが、今すぐできることという観点を私は持っておりまして、これについては、通学路の点検についてしっかりと市内を調査してくれということをもう指示をいたしました。また、そうした計画をつくるということもあわせて担当部から私はヒアリングを受けております。  もう一点ですが、東入間警察署との連携、市内の特に通学路や生活道路において事故の発生しやすい場所など、やはりデータがあると、このように思います。そうしたデータをしっかりと、通学路においてこの場所、どんな事故があったのかというものを検証する。例えば小さな交差点で、個人のお宅の生け垣が大きく枝が張り出していて見通しがきかないということであれば、これはご自宅へ訪問して、枝を切らせてほしいというようなことで見通しをよくする、お金はかからない、こうした地道な努力、現場をしっかり見て、事故現場とのすり合わせをすることで、いわゆる危険の芽を切り取ると、危険の芽を取るという作業などを積極的にすることを私は指示をしたところでございます。また、繰り返しになりますが、そうした計画をつくっていくということも答弁をしたいと思います。  もう一点、少し大きな道路になりますが、これは既に埼玉県の政策として、ホンダ自動車の、純正カーナビを載せておるホンダの自動車が県内、日本全国を走っているわけです。このビッグデータを解析して、どこで急ブレーキが押されているかというようなことがわかるのだそうです。これを今申し上げた埼玉県警の地図に載せていくと、この交差点、この道路、このカーブで事故が多いということが一目瞭然ということで、同じような手法で現場へ赴いてその原因を探る、そうすると、今申し上げたような簡単な工事や、またはゼロ予算で仕事をすれば事故が減るとか、または停止線のラインを5メーター下げることで安心が保たれたとか、こういう結果が出ております。ですから、埼玉県、県土整備部だったと思いますが、こことの情報共有によって、各市町へもこの情報を出すということを2、3年前の議会の中で答弁がありました。そうした情報をもらって、市内の県道等についてもこうした方策をもって安全を図ってまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。非常に詳細な点までご答弁いただきまして、ありがとうございました。  私は、今の中で、特にビッグデータの活用というのはこれから非常に重要になってくるのかなというふうに認識しております。以前に別の、総合戦略か何かのときにお聞きしたときに、RESASの活用ですとかのあたり、市としてもしっかりしていただきたいというふうなことを訴えさせていただいたこともありますけれども、やはりRESAS等も含めてビッグデータの活用に関しては、安価と言うとちょっと誤解がありますけれども、非常に費用対効果がいいものであるというふうに認識しておりますので、ぜひそういったところもしっかりと活用していただいた上で、生活道路や通学路の安全面の確保というのを引き続きしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、政策方針の3のほうに移りますけれども、こちらのほうも、健康マイレージですとか地域経済、それから予防接種、アクティブシニア、安心安全な市役所というようなところで、さまざまに力点、優先順位が高い部分があるというのがわかりましたけれども、先ほどゼロ歳から15歳までは富士見市の責任としてしっかりとやっていくというご答弁がございました。そことの比較という意味なのですけれども、アクティブシニアに関しましては、富士見市として、市長としてどのような形で政策を打ち込んでいくのか、先ほど来ご答弁もありましたけれども、より具体的に何かありましたら教えていただければと思います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) アクティブシニアの皆さんの社会参加を促進させるということは、大変、富士見市なりの行政、または私がここで大きく訴えたいのは、やはり市内の事業者の皆さんや、いわゆるご商売なりの皆さんとのマッチングというものを考えております。  過日、市民人材バンクの会合へお邪魔をさせていただきました。このときにも、私の、テーブルディスカッションがございましたので、岩田会長に意見を申し上げておきました。多くの市民の皆さんの中には、現役のお勤めの中で、会社の中で、企業の中で付加価値の高い経験またはノウハウをお持ちの方がいらっしゃる、60歳なりで定年を迎える、こうした皆さんのお力を何としても、市内のこうした商業者または農業者、産業にかかわる皆さんとのマッチングをすることで、市内のこうした事業者の皆さんを支援することはできないだろうか、高いノウハウをお持ちの方、経験をお持ちの方をターゲットに絞って、そうしたマッチングができないかということをこの間申し上げたところであります。まだ庁内として、私の意図を、これを浸透させて事業化にするには時間がかかろうかと思いますが、しかし、既に市民人材バンクの活動等もございますので、こうした組織の皆さんとともに、こうした範囲内の活躍がいただける皆さんにお声がけをする、そして商工会または法人会等の皆さんとのマッチングというようなことを具現化していきたいと考えています。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございました。ぜひ、そのあたりも具現化していただければと思います。  こちらの最後になりますけれども、市役所元気宣言のところで、自由闊達な議論ができる職場という形で市長からご答弁が先ほど来あったかというふうに思います。これはひとつ提案というところも含めてなのですけれども、例えば若手の職員と市長との対話、特に市長という肩書を外した、オフサイトという形で、オフサイトミーティング、意外と今はやりの部分もありますけれども、そういったこともぜひお考えいただければというふうに思いますけれども、その辺、ご見解はいかがでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) オフサイトミーティングは、リアルなミーティングととっていいですね。ネット上だけでということではないというふうに確認をしました。もちろんだと考えております。若手の職員、または中堅の職員も含めて、先ほども答弁いたしましたが、職員の皆さんと私との交流というのは必要だと、私もそこへ飛び込みたいと考えております。方法論につきましてはいろいろあろうかと思いますが、現状、私がこの1カ月少しの間、市長としての仕事をする中ではなかなか時間が見出せないなというのも現実のところでありますが、ぜひそれは実現したいと思っております。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。ぜひ、やはり自由闊達な議論というのは、当然、市長と肩書を抜きにして話せるというところが一番大事な部分もあるのかなというふうに思いますので、その辺、お願いできればと思います。  では、続いてですけれども、所信表明についてというところで、これは市長にというところよりも、ちょっと担当のほうにお尋ねしたい部分なのですけれども、後期基本計画についてなのですけれども、こちら、後期基本計画のスケジュール感についてですけれども、現在予定どおりに進捗しているかどうか教えていただけますでしょうか。 ○議長(津波信子) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(島田臣己) 後期の基本計画につきましては、昨年度、平成27年度からの作業がスタートしているところでございます。その中で、一つの目標とすれば、平成28年度、今年度の夏の、8月、9月を目標に素案をつくっていきたいということとしておりました。そういった中で、8月に星野光弘市長が就任され、「ふじみ☆ビジョン21+」が示されております。私どもとしても、後期基本計画への反映、この計画に反映する時間を要するということを判断、当然しておりますので、スケジュールにつきましては、当初の予定を変更して取り組んでいくということとしております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) わかりました。  新市長が誕生したというところでスケジュールが変更ということでございますけれども、具体的には、例えば今まで私が認識していたものですと、今部長からもご答弁があったように、この夏あたりに検討、その後、パブリックコメントをかけたり、地域説明会を開催したり、基本計画の議会提出が今年12月議会提出予定というような認識でおったのですけれども、そのあたりはスケジュール感としてはいかがでしょうか。 ○議長(津波信子) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(島田臣己) スケジュールにつきましてはホームページで公表しておりまして、これはスケジュール見直し前の状況でございます。現在、ホームページのほうも更新する準備をしておりますけれども、スケジュール、全体的な見直しを図って、大きな点でいけば、スケジュール的には12月議会で議員の皆さんにご審議いただきたいと思っておりましたけれども、来年の3月議会で議案としてご提案させていくと、その前に議員への説明や地域の説明、こういった手続を踏まえて、パブリックコメント等を行いながら、来年3月議会にご提案させていただきたいと、そういったスケジュール感でおります。あわせまして、ホームページの更新も今準備しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) かしこまりました。  12月から3月議会への変更ということで、これは特段問題はないというふうな認識でいてよろしいですか。 ○議長(津波信子) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(島田臣己) 全体といたしますと、計画の上位計画から最終的には予算の編成作業と、こういった一連の作業を、執行部としてしっかりつくって、議員の皆さんにご提案をしていくと。こういった中で、例年といいますか、通常であれば、タイミングとすればより早い段階でお示しできることが望ましいというふうにはこれまでも思っておりました。今でも思っております。しかし、今回につきましては、「ふじみ☆ビジョン21+」の反映を的確に行うと、市民の皆さんのご期待に応えていくということも我々の責任でございますので、そういったものを取り入れたものをしっかりとご提案させていただきますので、お時間としてはそういったことをご理解いただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) わかりました。先ほど市長からもご答弁があったように、「ふじみ☆ビジョン21+」をしっかりと後期基本計画に入れ込むということでございましたので、スケジュールに関しましては理解いたしました。  続いてなのですけれども、予算編成のほうについてなのですけれども、これは予算編成の過程のスケジュールとしては、その辺、その辺というのは、「ふじみ☆ビジョン21+」を打ち込むことで変更が生じるとか、そういったことはないという理解でよろしいですか。 ○議長(津波信子) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(島田臣己) 予算編成のスケジュールにつきましては、平成29年度予算は議会の開会日程から少し前に倒れて予算編成をいたしますが、「ふじみ☆ビジョン21+」との関係でおくれるとか、そういったことではございません。よろしくお願いします。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。  あと、これも1点確認なのですけれども、現在というか、各部局からの、予算要求書が11月中旬ぐらいにそれぞれの部局から出てくるのかなというふうに思っておりますけれども、そうした中で、本議会で審議している平成27年度決算審査の議論というのはどう生かされていくのかというところはいかがでしょうか。
    ○議長(津波信子) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(島田臣己) 平成27年度決算を平成29年度予算への反映ということでご質問かと思います。  これは、決算の審査を初め、こういった一般質問の場や、あるいは各職場では、さまざまな場面で予算の中身や執行について改善、改革をしていくということは日常的に起きることも当然想定しております。そういったことがわかった時点で、事業の執行の仕方あるいは予算の計上の仕方なども常に所管では適宜対応しているということと思っておりますので、平成29年度予算にもそういったことが、事情があれば反映されていくものと理解しております。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございました。やはり、決算審査の部分もしっかりと反映させていただければ、私ども議会としてもしっかりと決算を審査するという意気込みがさらに大きくなりますので、そのあたりもぜひ今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。  最後に、大きな3番のほうに移らせていただきたいと思います。固定資産税ですとか土地利用、それから地区計画の数字、本当に多く出していただきまして、ありがとうございます。例えば土地利用のところですけれども、諏訪で約10%が転用、それから水子で約16%が転用というところでございますけれども、これとの絡みのところも含めてなのですけれども、生産緑地指定されたものというのがどれぐらいあるか、もしわかれば教えていただけますでしょうか。 ○議長(津波信子) まちづくり推進部長事務代理。 ◎まちづくり推進部長事務代理(細田幸雄) 生産緑地について、私のほうからご回答いたします。  まず、市街化区域編入時におきます水子、諏訪の面積でございますが、諏訪地区につきましては、農地面積3万1,639平米、生産緑地面積2万5,588平米、割合といたしましては80.9%でございます。続いて、水子地区につきましては、農地面積37万5,146平米、生産緑地面積26万5,160平米、割合につきましては70.7%でございます。  続きまして、平成28年9月現在におきましての面積でございますが、諏訪地区につきましては、農地面積2万8,535平米、生産緑地面積2万5,549平米、割合につきましては89.5%でございます。最後に、水子地区につきましては、農地面積31万2,289平米、生産緑地面積23万6,181平米、割合は75.6%でございます。  以上でございます。 ○議長(津波信子) 田中議員。 ◆1番(田中栄志) ありがとうございます。そうしたところも含めまして、今後用途変更等の部分もあるかと思いますので、その辺のご検討もぜひお願いいたします。  以上です。 ○議長(津波信子) 以上で田中栄志議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午後 3時15分) ○議長(津波信子) 再開いたします。                                      (午後 3時30分) ○議長(津波信子) 次に、質問順5番、大谷順子議員の質問を許します。  大谷順子議員。               〔9番 大谷順子登壇〕 ◆9番(大谷順子) 大谷です。それでは、ただいまから私の一般質問をさせていただきます。  まず、大きな1番目に、市長の市政運営に臨む姿勢を問うという内容です。(1)としまして、住民生活の維持と向上、地域経済活性化のため、市民の負担増を食いとめる方針をということで質問いたします。今、市民の生活を考える上で、一人一人が支払う税、保険料、公共料金といった市民負担の増額を食いとめることが大きな課題であると考えます。住民生活を守るために、市民負担増を食いとめる決意を伺います。  これは全国に共通のことですけれども、年金といえば下がったと、保険料といえば、2、3年に1回は上がるよねと、医療費といえば窓口負担増額の項目が次々と増えていると、特養ホームといえば、入所費用が高くなった人が、あの人もこの人もだと、そういう現状があります。この負担増はこれでやむというのではなく、今後、各社会保障の制度改定を行って、さらに負担増を進めていくという見通しが政府によって示されております。市民負担増を食いとめる必要性、またそれを実現する市としての方針について伺います。  (2)、企業への優遇制度と一体で企業誘致の推進をするべきではないと考えますが、市長の見解はということで質問をいたします。市長は、夏の市長選挙で企業誘致について重視をする旨訴えてこられたと思いますが、その考え方について質問をします。市長は、市議会議員時代の2008年6月議会で、企業立地優遇制度として、企業の誘致にさまざまな優遇制度、例えば固定資産税の軽減、免除、雇用助成、水道加入金、水道料金の助成または家賃補助ということで、数々の免除や軽減を列記した形で提案をされていますけれども、今でもその考えに変わりはないのかをまず伺います。こうした形での企業誘致を推進するべきではないと考えます。市長の見解を伺います。  (3)です。日本を海外で戦争する国にしてはならないという市民の気持ちを市長としてどう受けとめているかを問います。昨年9月19日に可決、成立をし、今年3月に施行されましたいわゆる安保法制、戦争法と呼ぶ人が大変多いわけなのですけれども、この安保法制は、自衛隊が海外で武力行使できるようにするという、その4つの仕組みを持っております。その1つは戦闘地域での米軍等への兵たん支援をするということ、2つ目には、戦乱が続く地域でのPKO、国連平和維持活動などの治安活動に参加をする、3つ目は地球のどこでも米軍を守るための武器使用を行う、4つ目は集団的自衛権の行使をすると、この4つの仕組みが安保法制の中にはしっかりと組み込まれております。  当面、非常に注目され、また危惧をされておりますのが、アフリカの南スーダンのPKO活動への陸上自衛隊の参加ということで、その陸上自衛隊のある青森県では非常に重苦しい雰囲気が漂っているというふうに言われております。このPKOの参加につきましては、PKO参加5原則というのがあり、まずその1つは停戦合意がなされている、2つ目に紛争当事者の受け入れが合意されている、3つ目に中立性を厳守する、4つ目に、以上3つのことがそろわないときは、たとえ行ったとしても撤退をすることが可能である、5番目は最小限の武器使用、この条件がそろっているというのがPKO活動に参加をすることの最低限のことだと言われているわけなのですけれども、実際にはこのPKO5原則が崩れてしまっているというふうに言われております。ここに11月にも自衛隊を派遣されようとしているということで、非常に危険だということ、またその場に行く自衛隊員の若者たちが銃撃戦に実際に巻き込まれてしまうことや、自分、みずからが負傷する、あるいは命を失ってしまう、さらにはこちらからの銃撃によって、現地の罪なき人、子供たちも含めて命をあやめてしまうことさえも考えられると。もしこういうことになってしまったならば、結局、そのことに対する、銃撃戦を行った当事者として、また当事国として、日本に対する新たな感情も生まれてくるということで、非常にこれは危険だと、絶対にこうしたことに足を踏み込んではならない。  そもそも憲法第9条に言われております、日本はどんな紛争を解決する上でも戦争という手段は一切放棄をすると、陸海空軍、いかなる戦力も持たない、国の交戦権はこれを否認するということで、徹底した平和の立場をとり切ってきたと。そういうことで、さまざまな地域で、紛争が起こっている場所に実際に参加をしている日本人につきましても、憲法第9条をもって実行している日本人であるのかということで、信頼をかち取り、また信頼を新たに得ることができるということだったと思うのですけれども、実際、それが武力行使をしてしまいますと、そういう信頼というのは失われてしまうと、そこのところが非常に危惧をされているのだと思うのです。  このことにつきまして、私たちもさまざまな、町なかや駅頭などで多くの方々のお話を伺ってきました。特に高齢者の方々は、自分がかつて経験した戦争の様子、家族から聞いた戦争の様子などを生々しく語る方が非常に多かったわけです。やっぱり、絶対に日本を海外で戦争する国にしてはならないという、この強い市民の皆さんの思いを市長としてどう受けとめているかということについて伺います。  大きな2番目です。唐沢堀の水害対策についてです。(1)、唐沢堀に関連する8月22日の台風9号の被害状況について伺います。  (2)、第四保育所の上流から関沢2丁目、3丁目を分ける江川に合流するまでの唐沢堀の水位の急上昇、そして住宅地内を流れております唐沢堀ですが、この激流、大変な水の勢いと水かさ、こういったものに非常に怖い思いをするという方が多いわけです。雨が降り出すと、ずっとその水位を見守るという方もいらっしゃいます。ぜひこの危険を解消する対策の実現を図っていただきたいわけですが、その点について質問いたします。  (3)、上流の三芳町とも改善策の協議をということで伺います。  (4)、唐沢堀の護岸部分なのですけれども、フェンスがない場所があるのです。これは訂正をいただきまして、関沢3丁目11地内のほうになるわけなのですけれども、護岸の部分に続く畑がありますけれども、その護岸にフェンスがないわけです。ご近所の方に伺いますと、時々は小学生の子供たちが、唐沢堀の上に渡してあるコンクリートの柱といいますか、橋ではないですが、護岸してあるはりのようなものです、そこに足を踏み入れてちょっと遊んでいたりすることもあると、非常に危ないというお話も伺っております。ぜひここにフェンスの設置をするべきと考えますが、いかがでしょうか。  大きな3番です。東上線西側から市役所などへの公共交通実現を速やかにということで伺います。(1)、市道第904号線の整備とともに、鶴瀬駅西側に循環バスのコースを設ける計画の進捗状況はということで伺います。これは、鶴瀬駅の西口の整備が行われまして、駐車場がつくられましたけれども、そのときにもバスの駐車のスペースも一応見て、循環バスが鶴瀬駅西口に入ってくるということもできるという想定のもとに整備をしてあるという説明も議会でいただいたことがあると思います。そういう意味で、この市道第904号線の整備の状況、そしてこれに伴っての循環バスのコースの新設、この進捗状況について伺います。  (2)は、針ケ谷、西みずほ台に公共交通の早期実現をということで質問をいたします。資料を求めまして、出していただきました。1回目、2回目の公共交通の審議会が行われまして、その2回の会議録を読ませていただいたのですけれども、その中にはアンケートをとったと、そのアンケートの中にはさまざまなご意見が寄せられているということは議事録に出ておりました。ただ、この議事録を読む限りは、余り交通不便地域の声が具体的な形で紹介はされていないわけです。どちらかといいますと、今は走行している地域なのだけれども、夜になるとバスの便がなくなってしまうことですとか、そういう、今はコースがあるけれども、もうちょっとこういう改善をしてほしいというような声が多く紹介をされておりました。コースがない地域、全く利用ができていない地域のことが、もう一つ、会議の中でどのように取り組んでいこうとする方向なのかなというところが一つわかりづらいわけです。  例えば市役所方面、キラリ☆ふじみやららぽーとも含め、図書館も含めて行きたいというときに、針ケ谷あるいは西みずほ台方面からですと、ではまずみずほ台の駅に行こうと、10分ぐらいかけて歩いていきます。そこから140円をかけて鶴瀬駅に向かいます。鶴瀬駅からしばらくバスを待って、170円をかけて市役所のところに来るということで、その料金を見ますと、140円プラス170円ということで310円だと思うのです。この行き帰りを見ますと、620円ということになります。時間も相当かかっているというわけなのですが、これが近くに停留所もあり、バスに乗っていって帰ってこられるとなりますと、特に高齢者の方の場合、あるいは障がいをお持ちで手帳をお持ちの方の場合などは、パス、乗車券で乗れるということで、その620円というのはかかりません。そういうわけで、費用の面でも、それから不便さの面でも、行こうとする意欲が湧いてくるかどうかという面でも大きな差を生んでいると思うのです。ぜひ、針ケ谷、西みずほ台についても、公共交通と書いているのですが、イメージとしては循環バスというのが一番思い浮かぶわけですけれども、ぜひ早期実現をしていただきたいということで答弁をお願いいたします。  壇上での質問はこれで終わりまして、また席のほうから再質問いたします。 ○議長(津波信子) 答弁をお願いします。  市長。 ◎市長(星野光弘) 大谷議員のご質問の1点目、市長の市政運営に臨む姿勢を問うについての(1)、住民生活の維持と向上、地域経済活性化のため、市民の負担増を食いとめる方針についてお答えをいたします。  市民生活の安定性や利便性の向上については、私としても願うところでございます。それぞれの負担については、お一人お一人にさまざまなご事情があろうとは存じますが、公正公平で適正な負担をお願いしていると認識しています。また、仮に負担軽減したとしても、預貯金などに充てられることも考えられることから、その額がそのまま地域の消費につながるとは限らないものと考えています。  次に、(2)、企業への優遇制度と一体で企業誘致の推進をするべきではないと考えるが、市長の見解についてお答えいたします。私は、市議会議員当時との考えに変わりはありません。企業誘致については、当市の利便性や優位性などから積極的に考えていきたいと思います。  次に、(3)、日本を海外で戦争をする国にしてはならないという市民の気持ちを市長としてどう受けとめているかについてお答えいたします。私は日本が戦争をする国とは認識しておりませんので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 議員ご質問の大きな2点目、唐沢堀の水害対策について、大きな3点目、東武東上線西側から市役所などへの公共交通実現を速やかにについて順次お答えいたします。  最初に、(1)、唐沢堀に関する台風9号の被害状況は、どのような被害があったかについてご質問でございますが、現地の調査等から、台風9号による唐沢堀の増水による浸水被害として、災害対策本部での調査、現時点での数字でございますが、床下浸水10件、床上浸水6件の合計16件と認識しております。また、唐沢堀の増水により、家屋の出入りに利用しているコンクリート板の部分に水が当たるとともに、市道第5215号線との交差点部分から唐沢堀沿いの市道第1509号線道路へ越水し、冠水していたことを把握してございます。  次に、(2)、第四保育所上流から江川に合流するまでの水位の急上昇や住宅地内を流れる激流の危険を解消する対策の実現についてでございますが、現在の唐沢堀の現状につきましては、柵渠という構造になってございますけれども、その内側をコンクリートの厚さを増した補強や流下能力の向上に対する改修は完了してございます。ある程度の降雨でございましたら対応は可能な状況となっておりますが、今回の台風9号のような降雨となりますと、密集した住宅地を曲がりくねって通過している状況等から、円滑な排水が困難となっております。したがいまして、今後とも定期的に点検を行い、維持管理に努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。  (3)、上流の三芳町とも改善策の協議をとのご質問ですが、流域自治体の三芳町へ以前から雨水の流出抑制対策として調整池のお願いをしてございますが、その対策には至っていないことから、引き続き三芳町と協議をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  (4)、堀護岸部分にフェンスがない、関沢3丁目11地内の護岸にフェンス設置をとのことにつきましては、ご指摘のとおり、一部分、唐沢堀下流地点の市道第5215号線との交差点付近と上流部分の畑の箇所と思われます。施工当時、両側にフェンスが設置されなかった理由は不明でございますが、管理者として、関係する地権者との調整も含め、水路への転落防止対策として設置に向け対応してまいりたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。  続きまして、大きな3点目、東武東上線西側から市役所などへの公共交通実現を速やかにの(1)、市道第904号線整備とともに鶴瀬駅西側に循環バスのコースを設ける計画の進捗状況についてですが、市道第904号線につきましては、年内には開通を予定しております。通行環境も整いますが、市道第904号線を通過後、どのような経路にするかなど検討課題も多くありますことから、市内循環バスの導入につきましては慎重に判断していかなければならないと考えております。しかしながら、市全体で高齢化の進展が見られる中で、特に鶴瀬西側地域の高齢化率が高くなっておりますことから、高齢者の足の確保という観点から、市内循環バスの見直しのほか、デマンド交通の導入の可能性も含め、検討が必要であると考えております。現在、学識経験者や市民、交通事業者、行政で構成されている地域公共交通会議において、市内循環バスの見直しのほか、タクシー車両等を使ったデマンド交通など新たな交通システムの導入につきましても検討しており、鶴瀬駅西側の公共交通導入策につきましては市内全域の公共交通の見直しの中で検討していきたいと考えております。  次に、(2)、針ケ谷、西みずほ台地域の公共交通についてのご質問でございますが、東上線西側地域の市内循環バスにつきましては、運行当初は確保されていたものの、利用者数が少ないことや踏切通過による遅延がダイヤ全体に影響することなどを勘案し、見直しの際、縮小を経て廃止されました。したがいまして、議員ご質問のように、東西を通る交通網となりますと、踏切通過により定時性の確保が難しくなりますことから、西側地域だけでの運行とする方法や定時定路線型でないデマンド交通の導入も視野に入れ、地域公共交通会議において検討していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  以上です。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) それでは、1回目の答弁をいただきましたので、順次再質問をしていきたいと思います。  まず、大きな1の市長の市政運営に臨む姿勢のことなのですけれども、市民負担増というのは、今までも繰り返し、医療、それから年金が減ること、それから介護保険、後期高齢者の医療保険、国民健康保険につきましても一部上がっているところもあります。こういうふうに負担増が繰り返され、これからもさらにもっと、例えば介護保険の要支援1、要支援2を保険給付から外す、さらに要介護1、要介護2についても介護保険から外すというふうな、政府の機関の論議が繰り返されているというか、さらにもっと進んでいると。この点について、これは市民の生活を守る上で何とかする必要のあることだというふうに市長としてお考えになるのかどうかと、そこのところをまず伺います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) ただいまの再質問にお答えをいたします。  議論の対象といたしまして、国政にかかわる部分につきましては、私の答弁では可能なご答弁ができません。富士見市として、市長として考えるところにつきましては、公正公平な料金体系、または手数料や税の負担につきましては、法にのっとり、市のこれまでの方法論につきまして踏襲をしてまいりたい、そのように考えております。全体的にご負担がこれからも上がる可能性があるということは理解をしております。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 公正公平ということを言われているわけですが、例えば生活保護費が、平成25年から平成27年にかけまして生活扶助費が大幅に削られました。戦後の生活保護の制度ができてから初めてという、異常に大がかりな、扶助費の部分が削られたわけですけれども、この点についてどのようにお考えかを伺います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) この前の再質問でお答えをいたしたとおり、政府の決定すべき事項、事案であると考えております。生活保護費につきましては、最低賃金等の関係からのご判断だというようなことも聞いてございます。これにつきましては、国政の中でご議論いただくべきものだと考えております。  以上です。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) そうしますと、今の市長のお答えですと、市民が日々の暮らしの中で、これは困ったなと、とてもこれでは暮らしていけないというふうに考えたとしても、それが国の制度の変更であるとすると、何も思うところはないというふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 何度も同じ答弁でございますけれども、私、市長としてお答えすべき観点からは同じご答弁でございます。国政で議論すべきものと考えております。  以上です。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) そうしますと、例えば「子育てするなら富士見市で」ということで、子供の医療費は中学卒業まではゼロにしようと、これが富士見市の子育てについての考え方ですよということで今市長もおっしゃっているわけですけれども、それは国は全く、全然、自己負担分の補助を今までしておりませんし、地方からもさまざまな要求がいっておりますけれども、市はなかなかそれについて変えようとはしていないのです。この点も、国の考え、市の考えと2つありますけれども、それはどのようにお考えですか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 市としてとるべき政策につきましては、我々執行部並びに議会の皆様との議論の中で決定してまいります。また、さまざまな、政府と地方、我々市町との協議の中で、ルール、法律、制度等、場合による、我々が要望するということにつきましては、その一つの選択として、国に求めるものということにつきましては、その課題、問題についての協議をし、要望するということはあると考えております。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) では、物によってはあるということなのですね。  例えば介護保険の問題につきまして、とにかく、払わざる人なしという形で、40歳からずっと払い続ける。40歳からずっと払い続けてきているけれども、ある日突然、要支援1、要支援2は平成27年度から、平成27年度、準備が整いません、平成29年度からと富士見市はおっしゃっているわけですけれども、平成29年度から保険給付ではありませんと。さらにそれに加えて、今度は要介護1も2も保険給付からは外しますといいますと、40歳からずっと自分たちは、要支援から1、2、3、4、5まで、どんな状況になったとしても介護は受けようというふうに考えてきた市民からすると、これはおかしいということで、当然、市長に対しても、市長、どう考えますかと、こういうことはおかしいのではないですかという問いかけはあるかと思うのです。そういうことに対してはどのようにお答えなのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 想定されるご質問については、この場では私は言及できません。現行の法律や制度の中で対応すべきこと、これにつきましてはただいま申し上げたとおりでございます。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 市長のお考えはなかなか難しくて、子供の医療費については非常にわかりやすかったです。それ以外については、ちょっと考えを言われないので、わからないわけです。  ただ、私たち市民一人一人にとってみますと、どの問題も、憲法第25条で言われておりますように、あらゆる生活部面について、やはり福祉を増進し、より人間らしく生きていきたいということで暮らしているわけです。先ほど来の市長の各議員の皆さんへの答弁の中でも、市民の喜びを我が喜びとするということを、言葉をかえていえば、市民の痛みは我が痛みとするという立場だと思うのです。やっぱり、市民の皆さんがこれは痛いと、これは困るというふうにおっしゃっている事柄について、それは国のことだから、何の感想もないと、何の考えも方針もないと言い切ってよいのか、これは言い切れないと思うのです。この点を伺います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 最初の壇上でのご質問の中で、大谷議員がご説明をいただく内容につきまして、しっかりと聞かせていただきました。それぞれについての考えは持っております。しかしながら、国の制度等についての、ここで私、市長としての答弁はなじみません。このことについてはご答弁できないと申し上げております。  それから、さまざまな負担増が強いられるだろうという仮定のお話、しかしながら、現行の制度の中で、弱者の皆さんに対する、対応する制度につきましては、この富士見市におきましてもしっかり行っているという認識でございます。弱者を守るということにつきましては、私、何も言動不一致はございません。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) それでは、別の質問に移りたいと思います。  (2)の企業の優遇制度なのですけれども、これは非常に具体的なのです。固定資産税の軽減ですとか免除、水道加入金の免除など、非常に具体的なのです。しかも、富士見市を選んでもらいたいということは、富士見市民ではありませんね。富士見市に納税もされておりません。全くよその方です。よそで商業活動を、商業なり生産活動をされている方。そういう人に対しては、国が何にも言っていないし、自治法に何か書いてあるわけでもないのに、なぜこんなに詳しくいろいろサービスをすることが言えるのか。これは、今市民として税金を払っている立場からしますと非常に理解がしがたいところです。いかがでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 私の市議時代、2008年6月の議会における私の質問の内容からということでございます。  ご答弁申し上げたとおり、優遇制度をもって企業誘致を図りたいという考えは変わっておりません。ただし、2008年と現在の平成28年との、この時間的な間では経済環境も変わってまいりました。今後、企業誘致を進める上で、優遇制度をパッケージとして我々執行部として検討することは、私はしっかりとやりたいと考えています。そして、大谷議員のおっしゃる前段のご質問の内容と、企業誘致、企業に対する呼び込むための優遇制度についての、この考えは一致するものではございません。私はそのように理解しております。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 企業活動というのは、成功する場合もあれば不成功に終わる場合もあり、得をする場合もあれば損をする場合もあると、うまくいくかと思えばうまくいかないときもある、相手があるということで。そういうことについて、例えばサービスをし、優遇をし、そういう、本来ならば徴収するべき税金を取らない、本来ならば加入金を受け取るべきなのに受け取らない、そういうことが、回収できる、何か、必ず約束されたものというのは何もないわけですけれども、そういう中でどうしてそういうことが言えるのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) この優遇制度の中身につきましては、まだ議論が要ることはご承知をいただきたいと思います。しかしながら、企業の誘致に富士見市が手を挙げて、それなりの企業の皆さんにお選びいただくためには、こうした私は制度が必要だと考えています。  それから、経年で、何も未来永劫、この優遇制度を続けるということではございません。やはり、投資をする、初期投資の中で数年、これも議論が要りますが、こうした私は感覚を、イメージを持っております。したがいまして、企業の皆さんにお選びをいただくために、富士見市に魅力を感じていただく一つの材料としてお示しをしたい。そして、その後、企業の固定資産税または企業法人税等、私どもがこれを享受する、今後の企業の発展について、私どもは初期投資の段階で優遇制度を設けたいと、こういうことでございます。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 優遇制度を設けて富士見市を選んでもらうという考え方というのは、つまりどこかと競争をして、Aではなく富士見市を、Bではなく富士見市をという競争だと思うのですけれども、そういうことが、大きな話になるかもしれませんが、国際的にも行われていると思います。法人税の軽減税率をどんどんお互いに競争する、国同士が競争をしてやってもらうと、活躍をしてもらうと、そんなことがその国の国民の生活にとって本当によいことになっている場合がない、そうではない場合も多々あるということをどのようにお考えになるのか伺います。  以前の市議会での市長の当時の発言を読ませていただきますと、例えば先ほど来おっしゃっているような、企業誘致を積極的に行っていくと、そのためには富士見市庁舎内に組織もつくったり、そういうこともしたいというふうなお話だったわけですが、こうした目的達成のための広報戦略についてということで、市長や各部局長、部局の皆さんがこういう政策、施策を推進する上で市民の皆さんの理解は不可欠だと、大変厳しい時代の中で、サービスをやめなければならない、負担を上げなければならないということも含めて理解をしていただくことの重要性、こういうことも広報として市民に理解、納得をしてもらうことが必要ではないかというふうにおっしゃっているわけですが、それは今も変わらないのでしょうか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 2ついただきました。  前段の法人税につきましては、国の政策の中で行われていることだということでございますし、事実そうした法人税の下げることが行われておりますので、私の考えとしては歓迎すべきことだと思っております。企業の活動が活発になることで法人税収入が上がるということになってまいりますので、したがって、富士見市も企業誘致ができれば、こうした法人の皆さんからそれ相当の税金を頂戴することができる、この税金を使って市民の福祉向上につなげてまいりたいと思います。  2点目の質問についてお答えをいたします。サービス、全体として私が申し上げたいのは、企業誘致をすることで富士見市の税収、財源確保をするということであります。したがいまして、こうした状況の中で、ほかの市町と競争してでも私は富士見市内にそれなりの企業を誘致したいというのが私の考えであり、選挙戦で訴えてきたことであります。このことによって、何度も繰り返しますが、サービスがこのまま、行政が、私どもの状況がこのまま変わらないのであれば、やはり今行っているサービスもやめざるを得ないとか縮小せざるを得ないとかという局面が来る可能性があるということも私は危機感として持っております。したがって、私が「活気と賑わいでつくる富士見市」の1番の政策として企業誘致を挙げておるところであります。これによって税財源を確保してまいりたいと思います。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 市長のお考えがそうなのかもしれませんけれども、それは地方自治法のどこに書いてあるのですか。また、憲法の何条に書いてあるのですか、そういうことは。要するに、市民へのサービスは削り、今までやっていたことも削っても税収を上げると言われますが、上がるかもしれないし、下がるかもしれないですね、成功しなければ上がらないわけですから。それは全然、山のものとも海のものともわからないですけれども、とにかく企業の活動は援助しようではないかと、非常に具体的に。そういうことは憲法と地方自治法のどこに書いてあるのですか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 誤解がおありであると思います。  私は、富士見市長として、11万市民のためにここに座っておりますし、選挙戦で訴えてまいりました。このままこうした、私がご提案申し上げる、稼ぐ力、税財収を確保するという政策を打ち込まなければ、将来、私どものサービスが届かなくなる、それこそ弱者を守れなくなるという可能性を、危機感を持っております。したがいまして、こうした政策を打ち込み、企業誘致をさせていただくこと、これは11万市民の願いにかなうことであると、このように考えています。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) それは今の星野市長のお考えなのでしょう。お考えなのですけれども、それが事実そうなるかどうかは誰の保証もないわけです。企業の側には、そういうサービスに乗って富士見市というところを選びましたと、ほかの市ではなくて。選んできましたといったところで撤退をする事業というのはあり、全く未来永劫、富士見市と共存共栄といいますか、運命共同体というか、そういうことをする義務というのは何も与えられてはいないわけです。そういうことであるにもかかわらず、そのことが幸せにつながるのだというのは、言えば、余り事実関係のはっきりしない、1人で考えた事柄だというふうに思いますけれども、いかがですか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 私の答弁につきましては、この選挙戦を勝ち抜いて、私はご提案申し上げて、ここに座らせていただいております。税収アップ、我々富士見市の今後の10年、20年のスパンを考えますと、将来を考えますと、この政策はしっかり打ち込むべきだと、このように考えております。ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 私がもしくは聞いていないだけかもしれませんけれども、選挙戦のときには企業誘致という言葉をおっしゃっていたかと思いますが、そのための税の軽減ですとか免除ですとか、いわんや水道料金の免除ですとか、そういうことは私は聞かなかったですし、またそういう政策を進めるために、市民の皆さんには今までやっていたサービスを削ることもありますと、そういうことを公約なさったことではないと思いますが、いかがですか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 最後の後段の部分で、サービスを削るというようなことは私は申し上げておりません。この現状の中で、こうした政策を打ち込まない過程であるとすれば、将来富士見市が、11万市民、いえ、人口も減ってくるでしょう。そうした中で、弱者の皆さん、市民の皆さんに対するサービスを削らざるを得ないだろうということを想定して申し上げているだけで、現行、私が現在の立場からサービスを削りたいというふうに申し上げているわけではございません。  それから、どうも、私はパッケージとしてこの優遇制度につきましては今後検討したいと思っていますが、全てが大谷議員のおっしゃるような状況には当たらないと私は考えております。しかるべき企業の方に、この優遇制度を使っていただいて、富士見市を選んでいただくことを進めさせていただきたいと思います。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 考え方が相当開いておりますので、なかなか一致しないと思いますけれども、ただ、事実関係はわからないということです。  それから、選んでいただくというのはよそで活動している方であって、富士見市に今まで納税をしてきた方でもないと。一番、やっぱりまちづくりとして聞くべきは納税をしている市民であり、また土地を持っている地権者であり、さらにそこで生活をしている市民のさまざまな声、これをやっぱり聞くべきだと思います。この点については、今回はこれにとどめて、次に移りたいと思います。  (3)なのですけれども、日本を海外で戦争する国にしてはならないと。今市長は、自分、みずからは日本が海外で戦争する国になっているとは思わないという、市長のお考えは言われたのです。市民が、海外で戦争する国になってはならない、なってくれては困るということを思っている方が実際にいるということについてはどのように受けとめていらっしゃいますか。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 日本国民の皆さん、また11万人の富士見市民の皆様にさまざまなご意見、お考えをお持ちの方がいらっしゃるということは、私もそのように考えております。したがいまして、それぞれの法律、法案、また決まった制度等についてそれぞれご意見があるのも理解をするところであります。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 今認められましたように、そういうことを考える市民がいらっしゃるのは事実であろうと。その事実に対して、どのようにお考えかを伺いたいと思います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 先ほど答弁したとおりでございます。安保法制等につきましては、答弁をしたとおりでございます。  また、お考えの違う皆さんの発言や、そうしたものを私は聞く機会もございましたし、そうしたところで議論もしたことがございます。それぞれの皆さんのお考えは尊重されるべきだと思います。  また、これも国の、政府、国会で決めたものでありますので、さらに修正や廃案等のお考えがある方につきましてはそれなりの運動や活動があるのだと、このように思っています。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 市長が言われる、市民の喜びは我が喜びというのは、そうすると一体どういうふうに考えたらよろしいのでしょうか。  これは、今も戦後71年を迎えました。私もこの議場で、例えば萩原元市長みずからが、実際に戦争に召集令状を受けて行くということになって、その令状が届いた日の家族と自分の様子などをお話しされたりだとか、あるいはもう退職をされる職員の方が、自分の戦争体験について語られるなどということもありました。  今回、非常に思いますのは、かなり具体的に、11月に派遣をされることに今なっている青森県の陸上自衛隊はどのような新たな訓練をしているかであるとか、それからアメリカと日本の間のガイドラインでありますとか、あるいは新たなACSA、日米物品役務相互提供協定、こういったものが変化をしているとか、さまざまな変化を日々感じているわけです。それは、具体的な事実として私たちの周りにあるわけです。こういう事柄について、どのようにお考えかをもう少し伺いたいと思います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) 日本を取り巻く国際情勢を、私はまず一番にこうした議論をするときに考えるところであります。余り多くは語りませんが、そうした日本の立ち位置、日本のプレゼンスを考えますと、国際的な責任を果たす、そうした国であるということは私は日本国民として自負をしておりますし、そうした仕事を日本国が請け負うということについては、私はするべきことだと、このように考えています。イコールそれが戦争する国であるということではない、またすべきではないということも、ここで私の考えを明言しておきます。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 日本は憲法9条を持つ国ということで、いかなる地域に行ったとしても、9条の立場で民生支援をするであるとか停戦の、それを監視するであるとかというふうなことをやってきたと思います。それを一歩踏み込んで、そうではなく、宿営地の共同の防護であるとか、そういうふうに実際に武力を行使する場面を想定しての事柄が、次々と起こってきている事柄について心配が高まっているのだと思うのです。この点については、立場ではなくて、実際に起こり得ること、これが憲法9条と大きく離反をして、実際に戦争の中に、紛争の中に、武力の行使の中に踏み込んでしまうのではないかと、この市民の心配についてどう思われるか伺います。 ○議長(津波信子) 市長。 ◎市長(星野光弘) ご質問の趣旨をなかなか捉えることに苦慮いたします。私の政治観からいきますと、この日本の立場から国際的な責任を果たすということについては、しかるべき私は仕事だと考えております。  一方で、日本の置かれておる、この東アジアの中でもこうした危機があるわけであります。そうしたものを考えますと、日本が役割を果たすということは、これは紛れもない事実であり、すべきことだと考えております。 ○議長(津波信子) ここで時間の延長をいたします。                                      (午後 4時22分) ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) この問題につきましても、相当考えが離れているということもよくわかりました。役割を果たす、本当に人命を尊重し、それから紛争を終息させる、そのための役割を果たす、それはどこの国にも求められていることだとは思います。その果たし方について、やはり憲法9条の立場をしっかり貫くということが今非常に大事になっていると思います。アジアの国々の中でも、やっぱり国際法に基づく立場を貫くと、それは相手が誰であってもしっかりと貫くということが強く求められていることだと思います。この点についてはこれで終わりまして、次に行きたいと思います。  唐沢堀の水害の対策なのですけれども、この激流の問題は、本当にご近所に住む人にとっては非常に、いつも大変な思いをするということで、私も雨が降ったときについ見に行ってしまうのですけれども、非常に怖いものがあります。以前、補強と、それから流量を増やす、流れを速くするということで整備がされたわけなのですが、これは何年前で、その後はかなり水害は減ったと思うのですけれども、そのときの、整備をしたときの考え方というのですか、をお願いします。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 正確に何年前というのはちょっとわからないのですけれども、内容につきましては、まず江川との合流点につきまして、あそこが流れがちょっと停滞するということから、あそこの合流点のある範囲を勾配を強くして、江川のほうに流れを、スムーズに唐沢堀の水を流すように改修してございます。当然、それに合わせて側壁も上げて、そこの越水した部分も改善をしてございます。  それから、唐沢堀本体のほうは、構造上、柵渠という構造になっておりますので、柱の部分がへっこんでいたのです。そこにある程度ごみがつかえたり、流れを阻害したり、水が暴れたりするということがありましたので、その横の柱となるすき間をコンクリートでずっと埋めて、なだらかにして流れをよくしたというふうに認識しております。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) そうだったと思うのですけれども、非常にその断面というのですか、それがやっぱり実際には足りていないという、流量をのみ込むにはやっぱり狭過ぎるということだと実際思うのですけれども、先ほど三芳町に改善策を、調整池をつくってもらいたいという答弁がありました。これについては、さらに強力に進めていただくことができるかどうか伺います。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 断面につきましては、おっしゃるとおり、上流から下流を見ますと、左側が住宅地が張りついています。右岸側が道路がありますので、用地的にはちょっと困難だと、いろいろ状況が変わってしまって、住宅が接道しなくなるですとか、そういうことがありますので、なかなか困難だろうと思います。そういうことから、三芳町のほうには、当然、学校のほう、三芳町には上流に3校、中学校2校と小学校1校ございまして、そちらの状況も確認しましたところ、浸透井戸を設置してあるということも確認しております。かつ、それだけで今回の台風9号には対応できなかったということからも、また改めまして、それ以上の貯留施設を設置していただけるように要望してまいりたいと思います。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) 三芳町についてはわかりました。  あと、関沢の3丁目側からと、それから東武東上線の線路側からと、やっぱり両方から、一番低い、低地を流れているということで、特に雨水、豪雨の場合などは非常に速く、水が流れ込んでくる量が非常に多いと見受けているわけなのです。これは地形の関係なので、何とか唐沢堀に落ちる雨水の量を少なくするというふうな対策というのはとれないものなのでしょうか、伺います。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 唐沢堀には上流の三芳町からも流れてきておりますし、みずほ台地域の雨水も、合流地点がちょうど低いところがあるのですけれども、みずほ台の雨水をどこかでということはちょっと不可能に近いのです。ですから、例えば私どもでいえば、関沢小学校でも貯留浸透施設があるのですけれども、そういうところの点検を行い、有効に使えるように、また西中学校がちょっと貯留施設がないと思われますので、そういうところで雨水のカットを今後できることは検討していきたいなというふうに考えてございます。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) わかりました。  それで、護岸のフェンスの件ですが、これは地権者の方に費用を持ってもらうのではなくて、市がみずからつくるというふうに今のお答えは捉えてよろしいのですか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。 ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 先ほど答弁させていただきましたのは、当然、畑に接しているわけですから、地権者の方のご理解はいただきたいということで、設置するのは、市のほうで設置するということでございます。 ○議長(津波信子) 大谷議員。 ◆9番(大谷順子) わかりました。  それでは、大きな3番の東上線西側の公共交通、主には循環バスですけれども、この問題でぜひ審議を深めていただきたいというのが強い思いです。どれぐらいの時間をかけて、どれぐらいのところで結論を出していくのかと。市道第904号線については、もう整備が今年中に終わるということでしたら、ぜひその次に進むことを行ってもらいたいと、全体的な計画の中でということではなく、できるところから進めていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(津波信子) 建設部長事務代理。
    ◎建設部長事務代理(柴崎照隆) 地域公共交通会議は、個々のお話ではなくて、公共交通ネットワークを考えて見直しを進めておることから、ちょっと個々に、市道第904号線だけをということはなかなか難しいと思いますけれども、できるだけ早い時期にいろいろな課題を整理していきたいと思います。 ○議長(津波信子) 以上で大谷順子議員の市政一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(津波信子) 以上で本日の日程は終了いたしました。  29日は志木地区衛生組合議会、30日は入間東部地区衛生組合議会により、10月1日、2日は休日により休会となります。  次の本会議は、10月3日午前9時30分から、引き続き市政一般質問を行います。  本日は、これをもって散会といたします。                                      (午後 4時31分)...